洗濯物の干し方は2パターン あなたはどちら派?

 「洗濯物を干す準備には2パターンあります」と飯田先生は言います。それが、洗濯動線に大きく関わってくるのだそう。あなたはどちらの方法で行っていますか?

 「共働きの住まいを考えるときに重視すべきなのは洗濯の動線です」と話すのは自らも共働きをしながら子育てをしてきた収納カウンセラーの飯田先生です。「洗濯と一言で言っても、洗濯は色々な作業の連続です。その中でポイントになるのが、上で述べた、どこで干す準備をするかです」

 「パターンAなら、洗濯機のそばに、洗濯物をセットするための物干しバーが必要になります。パターンBなら、バルコニーなど干す場所の近くにピンチハンガーやハンガーを収納する場所が必要です。また、一戸建てだと洗うのが1階で、干すのが3階となる場合も出てくるので、パターンAだと運ぶのが大変かもしれません。自分たちにはパターンAとBのどちらのやりかたが合っているか考え、できるだけ無駄のない動線になるように、洗う場所、干す場所、畳む場所、しまう場所を計画するといいでしょう。私が最もおすすめしたいのは、多目的スペース・ルームの導入です。これについては次ページでお話しします」

天井に取り付ける室内物干しフック。使わないときはポールを外せるので見た目がスッキリする
天井に取り付ける室内物干しフック。使わないときはポールを外せるので見た目がスッキリする

庇が深いバルコニーなら外出中に雨が降ってもぬれにくい
庇が深いバルコニーなら外出中に雨が降ってもぬれにくい

 次のページからは洗濯でも活躍する「多目的スペース・ルーム」について、飯田先生に詳しくお聞きします。