育児に仕事に毎日がバタバタのデュアルなママたち。どんなに忙しくても、家族が顔をあわせる食事の時間は大事にしたいですよね。そのためにも、子どもたちが笑顔でたくさん食べてくれて、パパもママも満足できる栄養満点のご飯を用意したいところ。「美味しくて力が湧いてくる食材」、アメリカン・ビーフを使ったちょっとオシャレでリッチな“平日レシピ”を、料理研究家として活躍する傍ら、子ども向け教養ウェブサイトの運営活動にも力を入れる行正り香さんに教えていただきました! ご自身も働きながら2人の娘さんを育てている行正さんの働くママとしてのアドバイスもいっぱいです。

とろけるお肉が、みんなのココロも“ホロホロ”に!

行正り香(ゆきまさ・りか)<br>1966年福岡県生まれ。高校3年からアメリカに留学し、帰国後に広告会社入社。07年に独立し、学習コンテンツ「なるほど!エージェント」を開発する。著書に『レシピのいらない和食の本』ほか多数。2015年には、働くおかあさんへの役立ちアプリ「今夜の献立、どうしよう?FOOD/DAYS」の提供を開始、話題となっている。
行正り香(ゆきまさ・りか)
1966年福岡県生まれ。高校3年からアメリカに留学し、帰国後に広告会社入社。07年に独立し、学習コンテンツ「なるほど!エージェント」を開発する。著書に『レシピのいらない和食の本』ほか多数。2015年には、働くおかあさんへの役立ちアプリ「今夜の献立、どうしよう?FOOD/DAYS」の提供を開始、話題となっている。

 嵐のように過ぎていくDUAL家庭の平日……。ホッとできる家族で過ごす夕食時間に、レストランで食べるような、ちょっと特別感のある煮込み料理が出てきたら、疲れなんて吹き飛んでしまいますよね。え? 平日に本格的な煮込み料理を作るのは難しい? そうですね。だから、週末にまとめて作るんです。平日は、温めるだけの“美味しい楽チン”ができますよ。

煮込み料理はいっぱい作っておくと2日目、3日目と食材に味がしみてどんどん美味しくなるので、私は一度に2kgくらい仕込みます。時間のある週末だと、煮込み時間を、子どもの話を聞くコミュニケーションタイムにするのも楽しいですよね。私はワインも好きなので、煮込みながら合わせるワインを考えるのも楽しみのひとつとしています。小分けして冷凍しておけば平日に、“外食気分”が味わえる煮込み料理が食べられます。それも、解凍して温めるだけで!」

 今回のレシピのグーラーシュとは、ハンガリーが起源の大鍋で作るスープやシチューのこと。放牧や農作業をしながら外の釜で具材を入れて煮込んで、作業が終わるとみんなで食べたという煮込み料理で、家庭で作るようになった今でも日本のお味噌汁のような存在だそうです。家族みんなの心もホロホロとかしてしまうような、煮込まれたホロホロお肉のグーラーシュを是非お試しあれ。

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