週1完オフにしても妻の満足度は上がらない。一体なぜ?
週1日は完全オフにすることを死守してやってみた結果、「休みさえ取ればうまくいくとの考えは雑だったな…」との結論に至りました。
週1休のために僕が何をしていたかというと、残りの6日に仕事を詰め込んでいたこと。週休1日を事務所に訴えて確保したのは、対外的には良い夫ですよね。家庭でも、「週1休みを取ったから!」と大きく言うわけです。
ところが、それ以外の週6日が朝から夜遅くまで、まぁ僕は家にいない(苦笑)。
僕のほうも、週1休を死守するために、3本も4本も1日に仕事を入れてクタクタに疲れています。そんな激烈な6日間を終えて、「さぁ、週1の休みだから家のことをやるぞ!」となると、「マジで死んでしまう…」とボロボロになってしまいました。
残業が常態化している企業がノー残業デーをうたい、「この日は朝9時~17時しか働いてはいけません。勤務時間外はオフィスも消灯します!」と強制したものの、実態は社員たちが早朝や退社後に周辺のカフェで仕事をしている…。そんなばかげた現象を、家庭でやってしまっていたわけです。
前に一歩進んだはずなのに、仕事を詰め込んで僕も大変。妻も楽にはなりませんでした。夫婦で、「これは一体、どういうこと?」となりました。
問題は、「週1日を完全オフにすれば、妻の家庭での負担は軽減されるだろう」とは、旧式の考え方だからです。
休みの1日が、特別になり過ぎてしまうのですね。せっかくの休みだから、どこかに出かけようか、外食しようか、となります。家族で1日でかけるのは、もちろん楽しいです。でも、本来うちの妻が求めていたのは、レジャーでも外食でもなく、日々の育児・家事のタスクを分担して軽減すること。そこに目がいっていませんでした。