報告前にひと呼吸してリストを書き出そう
妊娠が分かると「わっ、うれしい! どうしよう?!」とワクワクと不安とびっくりでいっぱいになりますよね。特に、初めての妊娠ならば「どうしよう?」が強いかもしれません。職場では、何かあったときのために早いうちにまず上司に伝えようと思いますよね。
しかし、その半ばパニックのような揺れた気持ちのまま上司のところに報告に行ってはいけません。
「私、妊娠しました。どうしたらいいですか?」では、上司も戸惑ってしまいます。
初めてでどうしたらいいのか分からない気持ちは理解できますが、企業人として、上司や会社が考えなくてはいけないのは、“仕事に穴を開けないこと”“業務を円滑に回すこと”であり、それは組織の一員として意識をしっかり持ちたいですね。妊娠はもちろんおめでたいことですが、仕事の面では時に周囲へ負荷をかけたり、フォローをお願いしたりすることは避けられません。少しでもそうした影響を軽減するために、あなた自身も仕事に携わる一員として、今後の仕事にできるだけ穴を開けない対策を事前に考えてみましょう。
上司への妊娠報告は、実は相談というカタチをとった“提案”なのです。一番最初の妊娠報告で、「それはおめでとう!」という言葉の次に「じゃあ、いつから産休に入る?」「仕事は、負担が多くない?」など聞いてくるでしょう。そのときに「分かりません」では、具体的な話へと進みません。まず、上司へ話しに行く前に下記の上司への報告のリストを書き出して、整理してみましょう。
引き継ぎや復帰後の働き方など、未定のものがあっても構いません。もちろん他の人の協力や配置などにも影響するので、あなた一人では決められないこともあります。ですが、「こんなふうにしたらどうかと考えていますが、いかがでしょう?」と、相談するカタチをとりながら提案できるように想定しておきましょう。