持たせたいもの(3)脱水症を防ぐ水

 脱水症で怖いのは、乾きに自分で気が付かず、発症したら点滴でしか助けられないこと。でも非常時には病院は機能しないので、発症しないように水は必ず携帯していないといけません。大きくて持てなかったらいざというときに飲めませんから、子どもには小さなサイズで持たせましょう。

持たせたいもの(4)汎用性の高い大小のポリ袋

 ポリ袋は薄くて軽く、様々な役に立ちますので、大小何枚か持たせ、いざというときの使い方を子どもに教えておきましょう。

【大きなポリ袋】

・火事で煙に巻かれそうになったとき、安全な良い空気を入れて口元で吸いながら避難できます
・ぬれたところに座るときの敷物として、またぬらしたくない物を入れてもいいでしょう
・簡単な切り込みを入れるだけで雨具になり、死に直結する体温低下を防ぐことができます

ポリ袋の簡単カッパの作り方

(出典:『くらしの防災』メタモル出版)
(出典:『くらしの防災』メタモル出版)

(1)できるだけ大きなポリ袋を用意する
(2)開口部でないほうの上から幅3センチくらいを、顔が入る長さまで切り込みを入れる
(3)下から3分の2のところに縦に切り込みを入れ、手を出す穴を作る

【小さなポリ袋】

・手に被せておけば何か食べ物をもらうときでも素手で触らずにもらうこともでき、ウイルス感染を防げます
・飲み物もこれでもらってストローで飲むと清潔に飲めます
・水運び袋としても使えます