子どもに携帯させたいのは、「豆」「マスク」「水」
災害は予測不能です。災害も災害後暮らしも、いつもの生活の延長線上にあるものです。「いざというときの備え」は実は日常を基準に考えるべきで、日常に全く必要を感じないものは、災害時にもいらないものであることが多いものです。
皆さんは現在、どんな「備え」をしていますか?
もしかして、子どもと一緒にいることを想定して、大人だけが用意しているのではないでしょうか。
確かに、仕事などで子どもと離れている時間よりも、一緒にいる時間のほうが(睡眠時を含めれば)長いかもしれません。でも、一緒にいるときにだけ災害が起きるわけではないのです。
つまり、子ども自身にも備えが必要です。
その際、色々なものが入った大きな防災バッグは一見、役に立つように思えますが、大きなバッグは平時、ロッカーで保管するようになってしまいます。それを災害時、とっさに判断して子どもが取り出せるとは限りませんし、重くて大きい荷物は逃げるときの邪魔になります。つまり、
を厳選することが重要です。
なかでも私がお勧めしたいのは、写真のようなものを詰め合わせたパックです。
そして特に重視しているのが、次の4つです。
なぜこうしたものが重要なのか。次ページから、その理由を詳しくご説明しましょう。