今年の夏に家族で味わった、最高のヒットは八景島シーパラダイス!
さて、今年はわたしが書き下ろしの仕事を抱えているため、やれ四万十川に行ったりシンガポールに行ったりしていた去年に比べると、1泊で近場に行くことが多かった。
シンガポールはともかく、天然うなぎの腹をかっさばいて炭火の上にドカッ、あとは塩パッパ、でもって高知の地酒をキュッ……な四万十川には今年も何としても行きたかったし、来年以降は万難を排して行くつもりなのだが、近場には近場のいいところもあるのだなと改めて痛感させられた夏休みでもあった。
中でも最高に楽しめたのが、神奈川県にある八景島シーパラダイスだった。
以前にも行ったことならあった。ただ、その時は息子と2人っきりで、かつ日帰りだったため、最後はグッタリしてしまった記憶しかない。
今回は違った。幼稚園のお友達家族と、シーパラ近くのホテルを押さえてのお出かけ。今までと違ったのはそれだけだったのだが、印象はまるで違うものになった。
まず、夜にしか見られないショーがいくつかあって、それがまた素晴らしく美しい。中でも、何十万匹のイワシが固まりのようになって泳ぐショーは、ただただ幻想的としか言いようのない素晴らしさだった。
そして、あらかた見るべきものを見たあとは、場内でシーフードのバーベキューが待っている。正直、バイキング・スタイルのバーベキューには味を期待しないでいたのだが、どうしてどうして、絶品とまではいかないものの、値段と場所を考えれば十分に満足のいくレベルだった。
さらに、バーベキューを楽しみながらハイボールをガンガンやっていると、花火大会が始まる。もちろん、名のある花火大会に比べれば時間的にはだいぶ短いのだが、のんびりと飲み食いしながら花火を楽しめるのは非常にありがたい。しかも、花火大会に行くと必ずネックになるトイレの問題も、ここならばまったく心配なし。率直に言って、こんなにもゆったりと、かつ疲労を覚えることなく花火を鑑賞できたのは生まれて初めてだったかもしれない。
ということで、来年以降、金子家が花火を楽しむ時は八景島シーパラダイスへいくことにした。子連れで、かつお酒も楽しみたいというお父さん、お母さんには、マジでお勧めです。