お金を受け取ろう

 続いて、お金の受け取り方をチェックしてみましょう。ユーザーからお金が送られてくると通知が届きます。通知からKyashを起動すると、金額やメッセージを直接確認できます。メッセージに返事を送ることも可能です。

お金が送られてくると通知が届き(左)、メッセージに返信することもできます(右)
お金が送られてくると通知が届き(左)、メッセージに返信することもできます(右)

 受け取ったお金は、引き落とし先のKyash残高に追加されます。今回は残高が0円だったので、受け取った400円が残高に追加されました。先ほど解説したように、残高はこちらから送金するときに使ったり、インターネットショッピングの支払いに使ったりできます。

0円だったKyash残高に受け取った400円が追加されています
0円だったKyash残高に受け取った400円が追加されています

 お金を扱う場合、気になるのはセキュリティー。誰かが勝手にスマホを操作して、自分のKyashにお金を送ってしまわないか心配になる人は多いでしょう。

 そこでKyashでは、アプリの起動時にパスコードの入力が必要になるよう、セキュリティーを強化する設定項目が用意されています。スマホ本体のロックを解除するパスコードやパターンとは別になるので、いわば2重のロックでKyashを保護できます。

 また、Kyashカードを一時的にロックすることも可能です。ロック中はショッピングなどでの決済にKyashカードが使えなくなるので、不要なときは常にロックしておく、といった使い方もできます。なお、Kyashカードのロック解除には先のパスコードが必要になります。

Kyashアプリ専用のパスコードを設定したり(左)、Kyashカードをロックすることも可能です(右)
Kyashアプリ専用のパスコードを設定したり(左)、Kyashカードをロックすることも可能です(右)

 使い始めてからまだ1カ月ほどですが、Kyashのおかげで夫婦間の現金の受け渡しはほとんどなくなりました。特に便利だと思ったのが、公共料金やフリマアプリの商品代金など、クレジットカードを使わない出費を妻に代わって払い込むときです。これまでは、その都度、妻から現金を預かって支払っていましたが、今ではお金はKyashで送ってもらうので、現金を預かる手間がかからなくなりました。

 なお、Kyash残高を実店舗で使うには、モバイルSuicaなどの電子マネーへチャージしなければなりません。しかし、おサイフケータイに対応しているスマホなら、KyashもモバイルSuicaも1台にまとめられます。

 家族間の送金だけでなく、ランチや飲み会の割り勘など、ちょっとしたお金のやり取りに使えるKyash。煩雑なお金の受け渡し(特に小銭の扱いは面倒!)を避けたいという人におすすめしたいサービスです。

(文/松村武宏)