デジタル機器に夢中になると、下を向き、背中が丸くなりがちです。子どもたちの姿勢への影響が気になる人も多いのではないでしょうか。パーソナルトレーナーの小澤康祐さんは「背中が丸くなるねこ背はもちろん、それ以上に、背中の上から首にかけてが丸くなる、首ねこ背が目立ちます」と話します。
首ねこ背になることで、子どもたちにどんな影響が起こるのでしょうか?
成長期前の小学校高学年は姿勢を矯正しやすい時期
首ねこ背はストレートネックとも呼ばれ、首だけが前に突き出た姿勢のことを指します。首だけでなく、全身の姿勢に影響を及ぼすので注意が必要です。
■NG姿勢
背もたれに寄りかかり、首だけが前に出る姿勢は、最も首ねこ背になりやすい
小学校低学年くらいまでの子どもは筋肉の発達が未熟で、骨格がぐらぐらとしてまだ固まっていませんが、小学校高学年頃になると、次第に骨格がしっかりしてきます。
「間違った姿勢のまま成長期を迎えてしまうと、姿勢が固まってしまい、大人になってから姿勢を直すのに苦労します。逆に言えば、まだ姿勢が固まり切っていないこの時期は、姿勢を直すチャンスです」(小澤さん)
将来的な姿勢が決まる分かれ目とも言える時期。次ページ以降で、姿勢改善のためのストレッチ法を教えてもらいます。
次ページから読める内容
- 「二重あごを意識」で首ねこ背が改善できる
- 2~3週間夜更かしを続けると、眠りのリズムが戻りにくくなる
- 頑張る必要はなし。朝起きたら光を浴び、夕方は体を動かすだけ