30代後半からの妊娠・出産を考える人に役立つ情報をお届けする本連載。今回のテーマは「二人目不妊」です。一人目を出産後に職場復帰をし、多忙な毎日を送るなかで、二人目妊娠のタイミングは悩みどころです。一人目は自然妊娠で授かり、夫婦の間に大きな生殖機能の問題はないにもかかわらず、いざ二人目妊娠を目指したときに、なかなか授からないというケースは少なくありません。「二人目不妊治療専用フロア」を備える木場公園クリニック院長の吉田淳医師に、二人目不妊の原因や問題点について教えていただきました。また、読者アンケートで見えてきた、DUAL夫婦の「二人目不妊」の実態をお届けします。

(アンケート集計期間)「二人目出産のタイミング/二人目不妊に関するアンケート」(2017年05月26日~ 2017年06月20日)回答数357人

きょうだいの年齢差別「よかったこと」「悪かったこと」

 アンケートに回答してくれたのは、DUAL読者の既婚女性。現在の子どもの数は「一人」が33.3%、「二人目妊娠中」が16.7%、「二人(三人目妊娠中を含む)」が40.1%でした。子どもが二人以上いる人に、子どもの年齢差を聞くと、

 きょうだいの年齢は、2~4歳差に集中し、最も多いのが2歳差という結果に。きょうだいの年齢差には、76.4%の人が「とても満足している」「やや満足している」と答えています。それぞれの年齢差のママの意見を見ていきましょう。

年齢差1歳

「遊びも習い事も一緒で、お弁当作りも最短期間で済む。保育園と小学校のダブル行事に振り回される期間が1年で済むし、保育園は二人目が半額。最大限に活用できた」

年齢差2歳

「手がかかりつつもかわいい、上の子の1歳半~2歳半くらいの時期を、下の子の出産と新生児の世話で忙殺されてしまい、あまり楽しめなかった」

年齢差3歳

「上の子が小規模保育園を出て転園するタイミングで下の子も保育園に同時に入れる必要があり、この年齢差が最適だった」

「一人目の育休後、復帰。できれば二人目もまとめて育休を取ったほうが、育休と復帰の繰り返しより迷惑かけないのではと考えたが、産後に二人目不妊状態になり、やっと二人目を授かった結果が3歳差だった」

年齢差4歳

「上の子と下の子が4歳離れると、一人ずつゆっくり向き合える。育休退園を避けられる」

「第一子出産から仕事復帰した後、2年くらいは働けた。第二子出産前に新しいキャリアは少し築けたと思う。4歳だと入学、卒業がかぶらない」

年齢差5歳

「5歳差だと上の子が下の子の面倒をよく見てくれる。不満な点は、きょうだいの活動がバラバラで、上の子をコンサートや博物館に連れていきたいが、下の子が入れず、夫婦で分担が必要になる」

「保育料金の二人目軽減が一年しか受けられない。また、3歳差ぐらいだと、きょうだいそろっての同級生が多いが、5歳差きょうだいはなかなかいないので、ママとしての人間関係構築のやり直し感が強い」

と、それぞれの年齢差の良かった&大変だった点が挙がりました。