予約から診療・決済までオンラインで完了
オンライン診療(遠隔診療)とは、医師に直接対面することなく、パソコンやスマホを介して診察を受けて、薬や処方箋がもらえる仕組みのこと。ネット環境があれば、自宅など好きな場所で診察が受けられるので、時間の効率化につながる。
オンライン診療は、長年にわたって「離島や僻地の患者を対象にしたもの」というイメージが強かったが、2015年の厚生労働省の通達によって、都市部でも事実上解禁され、オンライン診療システムを提供するベンチャー企業の参入が相次いだ。
オンライン診療アプリ「CLINICS(クリニクス)」は、全国で500以上の医療機関が導入しているシェア一位のシステム。CLINICSを使ったオンライン診療の流れはこうだ。
検査や処置など、対面でないとできない医療行為は多いため、オンライン診療を導入しているのは、禁煙外来、AGA外来、花粉症外来などが多いが、小児科の活用事例も少しずつ増えている。小児科でCLINICSのシステムを導入している医療機関は、全国で28(7月31日時点)と増加中だ。
しかし、症状が急変することのある子どもの場合、オンライン診療で本当に大丈夫なのか?という不安はある。