クールビズはドレス寄りが鉄則


ポロシャツ/ユニクロ スラックス、革靴/スーツセレクト

MB クールビズってスーツを一部省略したものなので、その時点で完成形を崩しているスタイルです。なので、どうしてもダサくならざるを得ないのですが、それでも見られるように工夫するのであれば、なるべくドレスに近づけることです。

 例えばシャツを選ぶときも、チェックなどの柄物ではなく、白を選んだり、無地にしたりしたほうがいい。パンツも緩めのものよりも、きちんとしたスーツに近い着こなしを心がけましょう。足元もラフなスニーカーではなく、革靴を合わせてほしい。そういう部分が大事です。

 あと、クールビズでは定番のポロシャツですが、カジュアル用とドレス用の2種類があるのをご存じでしょうか。ポロシャツの起源は、伝統的なポロ競技で使われていたスポーツ用の服なので、もともと襟がペタンと寝ているんですね。どちらかというとTシャツに近いアイテムです。でも、クールビズでスーツの代用としてポロシャツを使うのであれば、台襟があるポロシャツを選ばないとシャツらしい絵にならないんです(台襟とは、ワイシャツの首元についている、襟が立ち上がるパーツのこと)。

 ユニクロでもポロシャツを2パターン出していて、襟が寝ているものと、台襟があって襟が立っているものがあるのですが、襟が寝ているものを買ってしまう人が多いんです。ビジネス用だと台襟があるものを選ばないと完成形からさらに離れてしまうので、より一層ダサくなってしまいます。

 できるだけドレスをトレースする。それがクールビズの鉄則です。

―― ここまでお話を聞いて、ファッションは全体のバランスが大切だということがよく分かりました。そうすると、自宅には全身が見える姿見があったほうがいいですよね?

MB もちろん! でも、残念ながらお持ちでない方も多いんです。洋服って人に見られるためのものですし、その格好がいいか悪いか、オシャレかどうかは人が評価するものですよね。だとしたら、自分の服を客観視できる視点がないと、いつまで経ってもオシャレになれないんです。

 男性は、アウトドアが好きだからとか、このブランドが好きだからとか、自分が着たいと思う服を選びがちです。でも、自分のためにやるのはあくまで趣味。ファッションは他人のためにやるものなので、趣味とファッションは別物なんですよ。だからこそ、自分自身を客観視するための姿見は必須なんです。

 できれば、鏡に全身を映して毎日スマートフォンで撮影してください。自分が撮影された姿を見るという行為そのものが、自分をオシャレにしてくれます。それだけ、自分のコーディネートを客観的に見るということは、非常に重要なことなんです。

 日経DUALの読者はご結婚されている方がほとんどだと思うので、その場合は、撮影を奥さんに協力してもらうといいですね。自分では撮れない後ろ姿も撮ってもらえますから。

 ファッションは、自分のためではなく人のためにするもの。このことをぜひ忘れないでほしいです。

―― 次回は、DUALパパの休日をオシャレにする方法をお伝えします。

<関連サイト>

KnowerMag
http://www.neqwsnet-japan.info/

(文/北野啓太郎 撮影/川田雅宏)