機能制限も活用しよう
ペアレンタルコントロールによる機能制限もお勧めだ。
iPhone
「設定」→「一般」→「機能制限」とタップ。「機能制限を設定」をタップし、4桁のパスコードを入力しよう。このパスコードは子どもには絶対に教えないようにしよう。
「許可」欄でオフにした機能などは利用できなくなる。例えば、「Safari」「インストール」「Appの削除」「App内課金」などをオフにすると、それぞれインターネットでの検索、アプリのインストール、削除、アプリ内での課金などができなくなる。
「Safari」をオフにするとインターネット検索などがまったく利用できなくなってしまう。そうではなく内容を制限して利用させたい場合は、「Webサイト」→「アダルトコンテンツを制限」または「指定したWebサイトのみ」を選ぶといいだろう。許可するウェブサイトは「Webサイトを追加」から追加できる。
「App」からはインストールするアプリの年齢制限を設定できる。iOSでは「4+/4歳の子どもが見ても大丈夫、9+/9歳以下の子どもには不適切、12+/12歳以下の子どもには不適切、17+/17歳以下の子どもには不適切」というレートがある。子どもの年齢に合わせて、適切なカテゴリーを選ぶといいだろう。
Android
Google Playの利用・課金の制限をしておこう。Google Playアプリの「設定」→「保護者による使用制限」をタップして、暗証番号を入力する。「アプリとゲーム」「映画」などのカテゴリごとに年齢制限のレートを選んで設定しよう。「3歳以上/7歳以上/12歳以上/16歳以上/18歳以上」から選択できる。
「購入時には認証を必要とする」をタップし、「この端末でGoogle Playから購入するときは常に」を選ぼう。これで、年齢にふさわしくないアプリのインストールやアプリ内課金などを制限できる。その他、機能制限アプリを導入して併用するといいだろう。
今回は、安全な使い方をするための設定や考え方を色々と述べてきた。しかし、子ども自身が安全な使い方をする意義が分かっていなければ、子ども自身が制限を解除して自ら危険に直面するなどの事態も起きる。なぜそのような設定にしているのか、制限する意味などを子どもにしっかりと話したうえで、安全利用について日頃から話し合う習慣をつけていこう。