第二子の誕生が育児家事分担やシステムを見直す機会に
息子が生まれて家族が1人増えた生活になり、半年が過ぎました。家の中はとても賑やかです。
実は、2人目が生まれる前は、過度に恐れているところがありました。「これ以上、家庭での自分の負荷が上がってしまってやれるのかな…」と。負荷の増大としか思えず、先の生活を想像して気持ちが落ち込むこともありました。
ところが、いざ始まってみると、めっちゃ楽しい!
第一子は成長し、会話をしていても面白い。大人の言うことをきちんと伝えれば聞くようにもなり、かつてより手がかからなくなりました。そのうえで、第一子が第二子をかわいがります。そこに飼っている犬も加わり、家の中は騒がしいわけですが、「こんなにも幸福量が増えるんだ…!」というのが、妻が里帰り出産を終えて戻った直後からの実感です。
「家事育児がさらに大変になる…」との心配は、改めて夫婦分担の方法や家庭内のシステムを見直す、いいきっかけになりました。
夫婦と子1人だったら露見してなかった無理が、より高度な連携をしないと破綻することが分かったんです。第二子の出現で、家庭内の弱点が明らかになったといいますか。夫婦間で個々の要望をより緻密に出し合うことは、やっぱり大事ですね。
夫婦それぞれの要求を具体的にすり合わせることの大切さといえば、こんなことがありました。
仕事を一緒にしている既婚で子のいる女性・Hさんと話をしていて、「萌さんのここだけは許せない! 直してほしいという部分はどこですか?」と聞かれました。
僕は、「(妻に対して)何もないですよ」と答えました。
「ここだけは許せない」という部分が一つでもあったら、夫婦はヤバいと思うんです。だって許すしかないじゃないですか。「許せない」ということは、諦めているんですか? 「許せない」なら一緒にいられないことになりますよね?
そんな意見を並べたところ、Hさんは腑に落ちない様子でした。