息子とカブトムシを探しに行きたい
── ところで、中尾さんはパパ友づきあいはどうされていますか?
中尾 パパ友…というよりは、僕は東京出身で小学校、中学校の友達と長年仲が良いんですが、その友達がちょっとずつ、それぞれ家庭を持つようになり、パパにもなって、だんだん家族ぐるみでの付き合いになってきている感じです。先日も友達の一人が結婚して、その奥さんが遊びに来るようになって。今までのつながりに、メンバーが増えて、子どもの話が自然に増えてきた感じです。
それ以外に、公園でパパ友ができるかというとそれは難しいですよね。息子を公園に連れて行くと、子ども同士は自然と仲良くなったりしますけど、そのパパ同士は何をしゃべったらいいか分からなくて困るという…。「おいくつですか」「同じですね」「またお会いしたらよろしくお願いします」くらいで(笑)。
── 公園もそうですが、休日は結構出かけますか?
中尾 最近、子どもが好きなのは家の近くにある地域のスポーツセンターですね。そこでトランポリンをしたり、大きなクッション性のある山に登ったり。僕としては外で遊んでもらいたい気持ちもあるのですが、外に行ったら最近は虫にハマっているようで、この間は気づいたらダンゴ虫をポケットに入れていました。捕まえられもしない蝶々を延々と追いかけていたり……(笑)。
── 夏休みはどこかに出かける予定ですか。
中尾 この夏はやっぱりアウトドアがいいかなと思っています。海やプールに行きたいですね。去年、真夜中に友達と一緒に家を出て、カブトムシ探しをしたんです。結果、クワガタしかいなくて…(笑)。そのうち息子と一緒にカブトムシ探しもやってみたいです。
── ダンゴ虫をポケットに入れるくらいだから、「飼いたい」って言われそうですね!
中尾 そうなんですよ! 実は息子が今、幼虫を飼いたいと言っていて、僕はそれを聞いて「おお、飼うか、いいぞ!」と即答したんですが、ママが「ぜっっっっっっっったいに許しません!」と(笑)。息子と言い合いになっていましたよ。本当に虫が苦手らしくて。それを知った息子が、また僕に向かって「パパぁ~ようちゅうかおうよ」ってニヤ~っとしていました(笑)。
(取材・文/山田真弓 撮影/小宮山裕介)