前回記事では、今回実施した女性エグゼクティブ調査にご協力くださった回答者の、役職や子どもの有無などに注目しました。本記事では、女性たちが「組織内でリーダーになって変わったこと」「自分の強み」「これからの自分にとって必要なこと」をどう自己分析しているかを紹介します。

【女性エグゼクティブin「男社会」本音トーーーク! 特集】
(1)大切なことが「タバコ部屋」でいまだに決められる
(2)森本千賀子 良識ある幹部を探し、自分を売り込んで 
(3)女性管理職 転職せず、3割が年収2000万円以上
(4)昇進する女は「コミュ力・実績・専門的経験」がある ←今回はココ
(5)専業主婦の妻を持つ上司「女は働かないほうが幸せ」
(6)男性は自分が特権階級にいることに気付いていない
(7)「女性経営幹部135人の本音」大公開!

リーダーになり、経営全体を把握し、組織を動かし、部下を育成するように

 今回実施した女性エグゼクティブ調査に協力してくださった女性たちは、一般的に「管理職になりたくない」という女性が少なくない中、リーダーとして道を開いてきた方々です。「管理職になったこと」で得たメリットや変化について尋ねました。「リーダーになる前となった後では、環境・心境において、特に何が変わりましたか?」という質問項目に対し、最も目立った回答は、「会社や経営全体を把握するようになり、仕事を大きく捉えられるようになった」(60%)というもの。次いで、「組織を動かしやすくなった」(34.8%)、「部下の成長に喜びを感じるようになった」(32.6%)という声が多く集まりました。やはり、管理職になることで、今までとは違う地平が見えてくるようです。

回答者数順に並べ替え、トップ3に青色を付けた(単位:%)
回答者数順に並べ替え、トップ3に青色を付けた(単位:%)

<次ページからの内容>
・ 女性エグゼクティブたちが自己分析! 「自分の強みベスト3」発表!!
・ 「人脈・ネットワーク」「リスクをとる勇気」だって私たちの強みだ
・ パパ友・ママ友とのネットワークも仕事に生きる
・ 信頼や包容力による「重さ」を身につけたい