暗記科目の学習は、子の“興味”を引き出す教材選びがポイント

 また、西村先生は、理科や社会のような暗記科目といわれる教科の学習についてこうアドバイスをします。

 「理科や社会は、子どもの興味によって大きく左右される科目です。『好き』という気持ちがあれば、『覚えなければ!』というやらされ感なく、自然と知識を深めていけます。でも、すべての子がそうとは限りません」

 「理科や社会に興味が持てない子は、その面白さに気づけていないからです。日能研のテキストは、黒一色で文字が多く、読み物が好きな子には向いているテキストですが、そうでない子には、やや面白味に欠けるところがあります。そういう子におすすめなのが、全ページカラー印刷の四谷大塚のテキスト『予習シリーズ』です」

 「『予習シリーズ』は、写真や図が多く載っていて、子どもがイメージしやすく、コラムなどの読み物も充実しています。そのため、理科や社会に興味が薄かったり、苦手だったりしても、読みやすく、また興味をそそるような工夫がされています。大手進学塾のテキストは、その塾に通う子しか使うことができませんが、四谷大塚の『予習シリーズ』だけは市販(HPから申し込み)されているので、ぜひ活用してみましょう。理科・社会の授業の前に20分くらいテキストに目を通しておくと、授業中に興味を持って聞くことができます。理科や社会は授業中にできるだけ覚えてしまうと、後がラクです。授業でぼんやり聞いていたことを、後からまた覚えるのは大変だし、効率的ではありません。ぜひ、試してみてください」

【西村先生が龍太くんに出した理科・社会の課題】

① 理科はカテゴリー分けをして覚える

 各グループの特徴を押さえ、例外は必ず覚えます。

② 理科・社会の授業の前に、「予習シリーズ」などに目を通しておくと、授業の内容が理解しやすくなる

 テキストは「予習シリーズ」に限りません。お子さんが興味を持って読めるテキストを探し、授業前の参考書として活用しましょう。

③ 理科・社会はなるべく授業中に覚えてしまう

 中学受験の入試範囲は膨大です。後から振り返る時間はあまりないので、「できるだけ授業中に覚える」という意識を持って、授業に臨みましょう。