「楽しかったー!」 でも、その後に待っている自由研究のまとめ
夏休みが始まると、気になる自由研究の存在。「早くやらなくちゃ!」「今年こそはちゃんとやろう」など、はじめは意気込んでいても、気がつくとつい後回しになってしまい、お盆を過ぎた頃に慌てて取り組む人も多いのでは?
でも、テーマが決まり、実際にやり出すと案外楽しいもの。ところが、「あー、楽しかった!」とそこで終われないのが自由研究。最後のまとめが待っています。この“まとめ”が大変で、自由研究が苦手という子もいるようです。
「子どもは本来、何かを調べたり、実験をしたりするのが好きです。でも、それをまとめるのが苦手だったり、面倒くさがってしまったりするんですよね。では、なぜそうかといえば、自由研究のまとめ方がよく分からないからです」と辻先生。
「多くの小学校では、夏休みの宿題に自由研究があります。自由研究は、何について調べても、取り組んでもいいという自由度の高さが魅力な一方、まとめ方などすべてにおいて子ども任せになっています。中高生であれば、学校の授業でレポートのまとめ方などを学習するので、自分でまとめられるようになりますが、小学生にはまだその経験がありません。ですから、そのやり方をきちんと教えてあげる必要があります」
では、自由研究にはどのようなまとめ方があるのでしょうか? 次のページから辻先生に詳しく教えてもらいましょう。