ここまでの2本の記事で触れてきた、女性エグゼクティブ調査。2017年1月31日~7月31日にかけて実施したこのアンケートにご回答くださった135人の女性エグゼクティブは、どのような企業に勤め、どのような背景を持った方々なのでしょうか。アンケートの回答にある回答者の役職などを見ると、皆さん、百戦錬磨の企業戦士であることが分かります。本記事では、回答者の素顔に迫ります。

【女性エグゼクティブin「男社会」本音トーーーク! 特集】
(1)大切なことが「タバコ部屋」でいまだに決められる
(2)森本千賀子 良識ある幹部を探し、自分を売り込んで
(3)女性管理職 転職せず、3割が年収2000万円以上 ←今回はココ
(4)昇進する女は「コミュ力・実績・専門的経験」がある
(5)専業主婦の妻を持つ上司「女は働かないほうが幸せ」
(6)男性は自分が特権階級にいることに気付いていない
(7)「女性経営幹部135人の本音」大公開!

「部長」35.6%、「執行役員」20.7%、「社長」「次長」各10.4%

 今回の調査に回答した135人の女性エグゼクティブに役職を聞いたところ、最も多かったのは「部長」で35.6%、次いで「執行役員」が20.7%、「社長」と「次長」がそれぞれ10.4%でした。今回の調査に反映されている本音は、実績を積み、高いポジションに就いている女性の声だということがはっきりと分かります。そんな皆さんの2割以上が、「男性だけでネットワーキングが行われ、女性は重要な情報を入手できなかったこと」を「キャリアを築くうえでのつらかった経験」として挙げていたのです。

 年齢を見ていくと、一番多かったのが「50~54歳」で37.6%。次いで、「45~49歳」が21.8%、「55~59歳」が18.8%でした。

<次ページからの内容>
・ 女性エグゼクティブの転職事情
・ 結婚は? 離婚者は多い?
・ 子どもの人数、年齢は?
・ 個人年収はいくら?
・ どんなタイプのリーダーシップを発揮している?
・ キャリアの最終目標は何?