食欲旺盛な小学生キッズに編集長の乗り切りメニュー
福本 おっ、レタス丸ごと消費ですか。葉ものって中途半端に残っちゃうから、一気に食べられるこういうのはいいですね。
羽生 そうでしょ。気がつけば食欲旺盛な小学校5年、3年に成長した娘と息子が学童から帰ってくるなり「お腹すいたー!」と。私の帰宅時間とほぼ同時なので、「とりあえずの一品」を出して時間を稼ぐんです。ここでスナック菓子とか出したくないじゃない?
そんな「まずは一品」として最近子どもたちに意外にウケているのが、この「のりレタス」。テレビで“単身赴任のパパさんでも、包丁もまな板も使わずにできるし、立派なおつまみになりますよ!”と紹介されていたので夫に作ってみたら、子どもたちがペロッとたいらげるようになりました。レタスをちぎる所から子どもたちにやらせるといいですよ。あっさり味に見えるけど、ゴマ油とお醤油で、こってり味なのがいいみたい。
羽生 肉より魚が大好きなわが家の子どもたち。何かというと「お魚がたべたい!」というのだけど……。う~ん、ママとしては嬉しいですが、疲れているときは煮魚・焼き魚は後片付けがおっくうでしょ。そういうときのために私が常備しているのは、みりん漬けや西京漬けなど長持ちする「味つき魚の冷凍品」。
特にお勧めなのは「かれいのみりん漬け」です。安売りのときに買っておいて下さい。骨も少なく焼き時間が短い。トロッと食べられるし、見た目も見栄えがする赤色。それをごはんと一緒にプレートごと食卓に出すと、「きゃー、豪華だね!」なんてコロッとだまされてくれます(笑)。まだまだ可愛い小5と小3です。ポイントは、魚焼きグリルに入るプレートに、常時アルミホイルを敷いておくこと。準備と後片付けがグンと楽になるよ。
福本 確かに、こんなふうに出されたら、イベント感が出ますね。おうちでバーベキューみたい。魚焼きグリルやグリルパン、ほかにアッと驚く使い道はないですか?
羽生 これは自分がお迎え当番というのをすっかり忘れていた日のスペシャル乗り切りメニュー(汗)。肉や魚はカチンコチンに冷凍されたものしかなく、子どもたちはお腹がすいている!という状況。私はすぐに残り仕事に取り掛からねばならない、という夜に冷蔵庫の中のものだけで極限に挑戦しました。
えー、主たる材料は、「あみ」と「塩辛」(ハイ、わたしのおつまみです苦笑)。ですが子どもたちは「2種類もママすごーい!これってピラフ?」と意外にニコニコ、ホクホク食べていて。ママの前向きな姿勢が最高の味付けってことだね(開き直り)。思いのほか美味しかったので、読者のみなさんも心に余裕があれば試してみてください。
※本当に忙しい夜は外食してくださいね^^;
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羽生 今年も各スタッフが、日々の苦労をユーモアあるレシピに落とし込んでいましたね。いかがだったでしょうか。参考になるテクニックやお役立ちワザは見つかりましたか? 最後に、恒例の私が大切にしている「ワーママ感涙手抜きレシピ」の3条件を紹介しましょう。
(注)DUAL編集部は毎日手を抜いているわけではありません!
(文/日経DUAL編集部 福本千秋)