60歳までの長い時間を活かして、大きく増やす

「毎月1万円を拠出して30年間運用したとしましょう。元本は360万円。年率1%なら420万円に、年率3%なら579万円に、年率5%なら817万円になります。もし同じ金額を預金で運用すると、30年間トータルで利子として5000円くらいしか増えません」

運用利回り(年率)別の給付額イメージ
運用利回り(年率)別の給付額イメージ

 もちろん、投資のリターンはプラスだけでなくマイナスの可能性もある、と亀石さん。「プラスマイナスの変動幅が小さい(リスクが小さい)ものはリターンも小さい。変動幅が大きい(リスクが大きい)ものは、リターンも大きいということになります。ハイリスクハイリターンの商品としては株式があります。債券は株式に比べるとリスクやリターンが小さめ。投資信託は種類が豊富で、ハイリスクハイリターンのものから、ローリスクローリターンのものまでさまざまです」。

投資信託の特徴
投資信託の特徴

 投資はやっぱりリスクが怖い……と思いましたが、リスクを軽減する方法が、3つあるのだそう。

「1つめは長期運用。一時的に価格が乱高下することはありますが、長期的にみればなだらかに上がると予想されます。2つめは資産分散。複数に分散しておく方がリスクを軽減できます。3つめは、ドルコスト平均法。毎月一定額を買い付けることで、投資信託の価格が上昇したときは少ない量を、価格が下がったときは多い口数で買い付けができるので取得価格を引き下げられます。イデコはドルコスト平均法は制度として取り入れられています。また、60歳まで引き出せないということは長期運用ということになります。あとは、ご自身で資産の分散をすればいいということになります」

リスクの軽減(ドルコスト平均法)
リスクの軽減(ドルコスト平均法)

 確かに、6カ月間投資信託の積み立てをしただけでも長く運用することの良さを実感しました。老後資金は、60歳までの長い期間を生かして投資で運用していくのもよさそうだなと思いました。

 ではイデコではどんな運用商品を選べるのでしょうか。例えば大和証券では、15本の投資信託と1本の定期預金から選べるそうです。

大和証券のイデコ用商品ラインアップ
大和証券のイデコ用商品ラインアップ

 耳にしたことはあるけれど、内容はさっぱりわからなかった「イデコ」。今回の朝活セミナーに参加して納得!こんなにもオトクで、老後資金をしっかり準備できるのであれば、利用しない手はないかな……と思いはじめました。

(文/ひがししょうこ)

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