子どもの薬は必需品
未就学児との子連れ旅では、自分の荷物に加え、子どもの衣類やおむつ、おもちゃなどのベビーグッズで鞄が膨らむもの。とりわけ海外は、現地で足りなくなるのではという不安から、必要以上に詰め込みがち。しかし、荷物が多すぎるとフットワークも重くなるので、吟味して必要最低限の荷物にしたいところだ。
旅行ジャーナリストの村田和子さんはこう話す。
「何よりも大事なのは子どもの体調管理。特に未就学児は、国内・海外問わず長期の旅に出る際は、かかりつけの小児科医に相談し、薬を処方してもらうのがベストです。持病がある場合はもちろん、日程や行き先を伝えると基本的な熱冷ましや胃腸の薬、風邪薬などを処方してくださるお医者様が多いです」
保険も確認しておきたい。海外旅行保険は、クレジットカードに付帯の保険で済ませる人もいるが、一般カードではほとんどの場合、子どもは対象外。必ず子どものぶんも忘れず加入しておこう。
日用品についても、紙おむつや日焼け止めクリームといった肌に触れるものや、ミルクや離乳食など直接口に入るものは、現地のものとは合わないことがある。使い慣れたものを持って行くほうが安心だ。
海外旅行に詳しいジャーナリストの須賀美季さんは「現地の習慣や気温も事前に調べた方がいい」と話す。
「例えばハワイは人目につく場所ではあまり授乳をしない文化でしたが、昨今は母乳育児のママも増え、公園などでもケープを使って授乳をする姿が見られるようになりました。授乳服にとらわれず、水着の上にさっと着られるオールインワンや大きめのワンピースも大活躍します。朝晩は肌寒いので、長袖も必要ですね」
ビーチサンダルでは入店できないレストランもあるので、きれいめのサンダルも1足持っていったほうがいいという。
国内のドライブ旅行の場合、この時期気をつけたいのが熱中症だ。車の日除けや適切な水分補給、渋滞にはまった際の簡易トイレなども準備しておきたい。
「荷造りは直前になるともれが出てくるので、計画が決まったときからリスト作りを始め、『飛行機』『旅行先』『重要なもの』と分類すると後でパッキングが楽になります。リストは履歴が残るスマートフォンのメモ機能を使えば、次の旅でも振り返れるので便利です」(須賀さん)
次ページから読める内容
- 携帯電話のメモでチェックしたい持ち物リスト
- トラブル対応は事前準備が肝
- 日経DUAL編集部おすすめの国内、海外旅プラン
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