戸井田園子さんが、仕事も子育ても忙しいDUAL世帯に役立つ家電の選び方を紹介してきた「共働き『必携』家電の選び方」。今回のテーマは、「次世代衣類ケア」です。服は洗濯機で洗い、外に干して、乾いたら畳んで片付けるのが当たり前。でも、これからはそれが当たり前ではなくなるかもしれません。DUAL読者必読、衣類ケアが簡単になる家電をご紹介します!

外出前に、気になるシワと匂いをなんとかしたい!

 最近はノンアイロンの服が増えていますが、これからの季節、木綿や麻などシワになりやすい素材の服が増えてきます。シワシワの服は着たくない、でもそのためにアイロンがけするのは面倒…。そんな時に活躍するのが、ハンガーにかけたままシワを伸ばす「スチーマー」です。

 パナソニックや日立の「衣類スチーマー」は、衣類をハンガーに吊るしたままでシワが取れる「スチーム」と、アイロン台を使った「プレス」の2ウェイで使える優れもの。お出かけ前の数分で気になるシワを伸ばします。本体の重さは、通常のアイロンより軽いため、片手で持ったままシワを伸ばしても、腕が疲れることはありません。

「衣類スチーマー NI-FS530/FS330」(パナソニック)
「衣類スチーマー NI-FS530/FS330」(パナソニック)

「衣類スチーマー CSI-RX1」(日立)
「衣類スチーマー CSI-RX1」(日立)

 プレスが必要なければ、スチームの量が多いティファールのスチーマーもおすすめ。蒸気の量が多いので、短時間でさっとシワがとれます。タンクの容量が大きいため、「衣類スチーマー」より長く使えるのもポイント。シワが気になって「クローゼットの肥やし」になっていたシャツのシワも、一気に伸ばすことができます。

「アクセススチーム」(ティファール)
「アクセススチーム」(ティファール)

 スチーマーを使うもう1つのメリットは、衣類に付着した気になる匂いを消してくれるということ。

 実は、吹き付けるタイプの液体消臭剤と同じ原理。衣類に水分を吹き付けると、その水分が匂い成分を吸着して除去するんです。よく『焼肉を食べた後、臭いがついたジャケットをお風呂場に干しておけば、翌朝には臭いが消える』と言いますが、これと同じです。