ニュースのたび巻き起こる「親の責任」論
自分が子育てするようになってから、より注目するようになったニュースの一つに、「二世タレントの不祥事」があります。
こういった報道があるたびに気になって仕方ないのが「親が有名人だから、きっと感覚がズレてる」「甘やかされて育ったに違いない」という世間の厳しい声。問題を起こす二世なんてほんの一部だろうし、それはさすがに極論だろうとも思うのですが、わが子の生まれた環境を考えると、まるっきり他人事とも思えず…。世間様からうしろ指をさされることのないよう、しっかりと育てなくてはと、身が引き締まる思いです。
そして、こうしたニュースとともに必ずといっていいほど巻き起こるのが、「親の責任はどこまで」という議論。子ども側の目線で見ていたときは「成人してるんだから、自分が何かやったとしても親は関係ないでしょ」と思っていたけれど、親という立場になってみて、もし自分の子が何かやっちゃったら…と想像すると、「子どもはもう成人してるから私はまったく関係ありません」とは、なかなか言えないと思います。
子の犯した罪について親がカメラの前で謝罪したり、公にコメントを出すのは二世の不祥事ならではですが、親が有名人か否かにかかわらず、どんな人でも親になった以上、子どもの人生とは何らかの形で、向き合い続けていかなければいけないのかもしれません。
実は2年ほど前に、それを強く実感した出来事がありました。