目指したのは「ママが子どもと気兼ねなく楽しめるキャンプ」
ママキャンプを主催するのは、「cammoc(キャンモック)」。女性3名による、デザイナーズキャンプユニットです。「キャンプで心と身体は健康になり、人生がいきいきと楽しくなる」というコンセプトのもと、キャンプのある暮らしの素晴らしさを伝え、誰でも気軽に参加できるキャンプイベントを開催しています。
代表の三沢真実さんは、3歳のお子さんを育てるママ。子どものころはガールスカウトに所属し、年間50日以上はキャンプをしているママキャンプの達人。ママキャンプのテントは入り口にお花が飾られていたりと、至る所にオシャレな飾り付けが施されているのも特徴なのですが、この装飾は真実さんが担当。ワークショップや読み聞かせなども真実さんが行います。子どもが生まれてから「ママが子どもを連れて気兼ねなく楽しめるキャンプがあったらいいのに」という思いで、「ママキャンプ」を立ち上げたそうです。
料理を作ってくれるのは、このお二人。代表でフードコーディネーターの三宅香菜子さん(写真右)と、調理師免許をもつスタッフの関根千種さん(写真左)。小さな野外キッチンで、みるみるうちにおいしい料理を作り上げちゃいます。
今回、1歳のお子さんと参加されたママ、黒澤さんにママキャンプの感想を聞いてみると、「子どもが自然と触れあえる機会をつくってあげたいなと思っていたのですが、私も夫も仕事が忙しくて、なかなか休みが合わなくて。このままだと、どんどん時間が過ぎて子どもが大きくなってしまうと思い、思い切って2人で参加しました。ママと子どもだけでキャンプできる機会って、そうないと思うのでいいですよね。久しぶりにゆっくり子どもとの時間をつくることができて、よかったです」とのこと。
これまでに参加したママからは「普段はすぐにダメダメと怒ってしまうのですが、キャンプでは穏やかでいられた」「いつもはすぐスマホ動画を見せてしまうけれど、一度も見せないで過ごせた」という声も。ママがゆったりと構えられることで、子どもとの関係性にも違いが出るなと感じました。
料金は「参加費+宿泊方法(選択)」で計算します(1日目夕食・2日目朝食・昼食込み)。
例えば「ママ&0歳児1人」で「相部屋テント泊」の場合
大人参加費1万8000円+宿泊費1500円
子ども参加費2500円+宿泊費500円
計2万2500円となります。
次回のママキャンプは、9月開催予定。場所にもよりますが、キャンプは夏本番にやると暑いうえ、キャンプ場も混んでいるため、小さい子ども連れの場合は5月や9月などがオススメとか。各回定員は、5組前後。「パパと休みの予定が合わないけど、アウトドアがしたい」「ママたちとたき火を囲みながら、お酒を片手に喜びも悩みも共有したい」というママさんにぴったりなキャンプだと思いました。
(取材・文/安田美香 撮影/田島寛久(まなざすひと))