ママと子どもが主人公! 細かい配慮に感動…

 今回のママキャンプ体験を通して感じたのは、ママキャンプの自由さの魅力。小さな子どもがいるとスケジュール通りに進まないものですが、それを前提にプランが組まれているので、「早くしなさい」なんて焦ることなく、のんびりできます

 ママも子どもも一緒に楽しめるプログラムが用意されていますが、強制参加ではなく、それぞれの家族の気分で、やってもいいし、やらなくてもいい。ワークショップに参加せず、草むらを走り回ったり、昼寝したりしてもOK。他に予定があれば、早めに帰ることもできます。

 一番感動したのは、何もしなくても食事が出てくるということ。「ご飯、作らなくていいんだ! やっほー!」という喜びの声が心の中でこだまする1泊2日でした(笑)。料理しなくていいから、子どもに「待って」「後でね」と言わず、めいっぱい向き合って遊べます

 ちなみに今回の夕食は、トライアルを兼ねた特別メニューだったとのこと。通常は、下記の写真のような、もう少しカジュアルなお料理になるとのことでした。料理はお任せするもよし、子どもと参加するもよし。鶏の丸焼きは、子どもたちと一緒に作ったそうです。

 キャンプ場のチョイスにも感動しました。今回のキャンプ場は、電車で都心から1時間ほどで行ける便利な場所でありながら、人が少ない超穴場。子どもが大きな声を出しても気を遣わずにいられます。

 しかも、利用者がそれぞれ好きな場所にテントを張っていい「フリーサイト」というスタイル。私が今まで個人で利用していたキャンプ場では、テントやバンガローごとに区画が決められていました。しかし今回は、明確なお隣との境目というものがなく、子どもたちが広々と遊び回れました。こういったキャンプ場は、素人ではなかなか見つけられませんよね。さすが、プロの仕事! 炊事場もきれいでしたし、トイレも、すぐそばにきれいな水洗トイレがありました。