塩麹はどんなお料理にも合う! 夏場のお弁当にも最適

 「ガラスびんに仕込むと、麹が発酵・熟成していく様子が分かるので、子どもたちと一緒に観察したり、写真を撮ったりしながら、変化を見ていくのも面白いと思います」(濱島さん)

 塩麴は仕込み方もシンプルで、準備や後片付けも含めて1時間半ほどあればできるため、子どもたちも集中して作業ができていました。

 仕込んだ塩麹に様々な食材を混ぜ合わせれば、いろんなバリエーションの“アレンジ塩麹”を作ることもできます。例えば、濱島さんがおススメするのは、「にんにくハーブ塩麹」と「レモン塩麹」、そして「ピリ辛塩麹」

 「にんにくハーブ塩麹」は、基本の塩麹にみじん切りにしたにんにくとローズマリーやタイムなどのドライハーブを混ぜ合わせたもの。お肉やお魚の下味として漬け込んでおくと肉質が柔らかくなるうえに、香りが食欲をそそり、ぜいたくな一品になります。

 「レモン塩麹」は基本の塩麹に皮ごとみじん切りにしたレモンを加えたものですが、オリーブオイルと酢、コショウを加えれば、ドレッシングにもなり、爽やかな酸味が夏のサラダにピッタリです。ちょっと大人向けになりますが、小口切りにした唐辛子と生姜のみじん切りを混ぜた「ピリ辛塩麹」もお肉の下味やいため物に重宝します。

基本の塩麹に好みの食材を混ぜ合わせれば、お気に入りの調味料が完成。右はきのこの炊き込みご飯やけんちん汁、サラダ、鶏むね肉の蒸し焼きなどすべて塩麹を使ったメニュー。塩麹ずくめのヘルシー料理で暑い夏も乗り切れそう。(右)濱島展枝撮影
基本の塩麹に好みの食材を混ぜ合わせれば、お気に入りの調味料が完成。右はきのこの炊き込みご飯やけんちん汁、サラダ、鶏むね肉の蒸し焼きなどすべて塩麹を使ったメニュー。塩麹ずくめのヘルシー料理で暑い夏も乗り切れそう。(右)濱島展枝撮影

 「塩麴はご飯に少量混ぜて炊くと、ふっくらと仕上がるうえにご飯も傷みにくくなるため、夏のお弁当にも最適です。お子さんと仕込んだ塩麹を使って一緒にご飯を炊いたり、お料理を作ったりすると、たくさん食べてくれるかもしれません。ぜひチャレンジされてみては?」(濱島さん)