メリット3
「これさえあれば全部分かる」と安心できる

 持ち物や時間割、習い事の連絡など、子どもに関係するすべての情報を手帳1冊にまとめれば、「これさえあれば、子どものことがだいたい分かる」という頼れる存在に。

 子ども自身がいつでも必要な情報を確認できる利便性はもちろんですが、夫婦間や祖父母、地域のサポーターなど、子育てに関わるすべての大人の間で効率的に情報共有できる頼れるレファレンスツールにもなります。子どもの情報の照会はとかく母親に集中しがちですが、もしも母親が病気で倒れたり、緊急時に仕事で駆けつけられなかったりというときも「手帳を見たら分かります」の一言で解決できれば安心ですよね。かかりつけ医のリストなども入れておくといざというときのリスクマネジメントにもなります。

 次回はさっそく、“こども手帳術”の実践例を紹介しましょう! まずは小学生のお子さんをお持ちの皆さんが今まさにお困りになっているかもしれない「夏休み中の計画の立て方」から紹介します!

(取材・文/宮本恵理子)