夏のおにぎらず、作り方とポイント
「お弁当を持たせると、子どもは野菜だけを残してくることがありますが、あの手この手で野菜のおかずを作ろうと思ってもレパートリーに限界が出て、どうしてもマンネリ化しがち。そんなときに活躍してくれるのが、おにぎらずです。具だけを残すことはめったにないので、野菜のおかずが入っていても、きっと喜んで食べてくれるはず。
また、ワンハンドで食べられるおにぎらずは時間がないときにも食べやすく、遊びが忙しくておかずを残しちゃった、という日が続くときにもおすすめです」(川口さん)。
「わが家でも中学生の娘に持たせたところ、『食べやすくていい。明日も作って!』と好評でした。本人に聞くと、昼休みにも部活の練習がある日は、お弁当を食べる時間が少ししか取れないようで、なるほど、子どもには子どもの事情があるのだと分かりました。小学生の場合は早食いの癖がつかないようにしたいので、『よくかんで食べてね』と言っておきましょう(川口さん)。
1 ラップを焼きのり(全型)より大きく切って、まな板の上に敷き、のりを斜めに置いて、子ども茶わん半分のごはんを正方形に置く。
POINT
「ごはんは冷ましておきます。あつあつのごはんをのりで包むと、のりとごはんの接触面が蒸れ、細菌が増殖しやすくなるので注意しましょう」(川口さん)。
2 ごはんの上に具をのせる。具を同じ向きに整列させると、カットしたとき切り口がきれいに見える。
POINT
「具があつあつだと傷みが早くなるので、必ず冷ましてからのせます。作りおきした具を使う場合は必ず一度加熱してから、冷ましましょう」(川口さん)。
3 子ども茶わん半分のごはんをのせる。
4 のりの角と角が合わさるように包む。のりとごはんの間に隙間ができないようきつめに包む
POINT
「食中毒対策のために直接、手を触れず、ラップを使って包みます」(川口さん)。
5 反対の角も同様に包む。切るときはラップごと包丁で2つにカットする。
POINT
「具と垂直になるようカットすれば、切り口の具材がきれいに見えます」(川口さん)。