グローバル企業にコネクション文化はある?
日経DUAL編集部 グローバル企業では、「上司が転職すると部下もついていく」などの例を聞いたことがありますが、実際のところ、コネクション文化はあるのでしょうか?
Aさん 今勤めている会社では、社内推薦が推奨されているので、誰かの知り合いで入社してくる人というのはすごく多いです。逆に、誰かが退職し、その人に誘われて辞めていく人もいます。でも、基本的に個々の意思がはっきりしている人が多いので、ついていくのもいかないのも、本人の意思次第だとは思います。
Bさん コネクション文化は強いと思います。金融業界の場合、特に収益に関連する部署であるトレーダーやセールスは、その傾向が強いですね。一方で、人事、経理などバックオフィス系の職種の場合は、コネクションがなくても転職する人もいます。
Cさん 収益に直結しているほどコネクション文化だという印象があります。人とのつながりで会社を移る人は日本企業では上層部だけですが、外資系の場合、現場のヘッドに人事権があるので、より頻繁に目にします。
―― コネクション文化があるということは、人間関係も重要だということですか。