盛りだくさんのプログラムが流れるように進行
続いて教室に戻り、この日のテーマ“触覚”に沿って、リーダーが持つ布袋に順に手を入れ、手に触れたものが何かを当てる遊び。皆でジュースとビスケットをいただくおやつタイムの後に校庭で始まった水遊びも、英語や聖書についての知識に関係なく楽しめるものだった。一人ずつ、水を入れたコップを障害物を越えて運び、標的である学生ボランティアにかけるのだ。
水着やTシャツに着替えて準備万端の学生たちに対して、子どもたちは歓声を上げながら水をかけに行く。はじめは余裕の表情の学生たちも、最後にいたずら顔の大人スタッフたちがバケツで水をかけにくると、キャーと声を上げ、校庭に無邪気な笑い声が飛び交った。
部屋に戻ると、手遊び“Head, shoulders, knees and toes”の後、テーブルに並んだコインや葉っぱ、羽根などオブジェから好きなものを選んで紙を乗せ、色鉛筆で形を浮き立たせ、台紙に貼って作品化。これも今日のテーマ“触覚”に沿った図工アクティビティだ(他の日には“聴覚”をテーマに作った楽器や、“味覚”をテーマに果物で作った人形を持って帰ってきた)。その後、もう一度講堂に集まり、『アナと雪の女王』の主題歌を取り入れたミュージカル風の寸劇を鑑賞、賛美歌や童謡を歌った後で牧師のお話を聞き、お祈りをしたところで12時半。分刻み、盛りだくさんのプログラムが見事なまでに流れるように進行し、保護者たちがお迎えに来た。
この日の夕方には、恒例のバーベキュー・パーティーも開かれた。小学校の校庭いっぱいにハンバーガーやポップコーン、フェースペインティングの出店、的投げや釣りごっこなどのゲームコーナーが立ち並び、サッカーに興じる男の子たちも。終盤には綱引きも行われ、熱戦が繰り広げられた。この町のすべての親子が参加しているのでは、というほどの盛況ぶり。教会のイベントというより、もはや町内会の行事の様相だ。