金利別に比較してみた

■ローン金利1.5%の場合

 10年後にまとめてドーンと繰り上げ返済するよりも、コツコツ毎年100万円を繰り上げ返済したほうが、利息の節約効果は高く、返済期間も早く終わることが分かりました。

 では、金利0.6%ではどうでしょうか。

■ローン金利0.6%の場合

 金利0.6%のときも、早くからコツコツと繰り上げ返済したほうが利息の節約効果も高く、早く返済が終わることが分かりました。

 このことが「繰り上げ返済をするのなら、早いほうがオトク」といわれる理由ですね。

 現在の金利では、35年間1.5%固定金利商品はあるものの、35年間0.6%が続く住宅ローンはないため、10年後に金利が上がるとすると、表中の効果よりもさらに繰り上げ返済の効果は高くなります。

 ただし、住宅ローンの金利によっては、「繰り上げ返済は早いほうがオトク」というルールが当てはまらない場合があります。

 それが、住宅ローン控除の存在です。