自分だけでなく相手のことを思いやる気持ちが、マナー

☆その他の公共の場面

 就学前後になれば、喜びや悲しみの場面でも、その場に適した対応が必要になってきます。冠婚葬祭での基本的な振る舞いや挨拶も徐々に教えていきましょう。今、自分がどのような場にいるのかを認識し、周囲に対して普段から心遣いができるように・・・。

 「子どもに教えたいマナーのお話」 5つのテーマを7回にわたってお伝えしてきました。子どもは、成長するにつれて活動の場が広がり、接する相手も増えていきます。最小の単位である家族から、保育園、学校、そして地域、社会まで広がり、それぞれの場で適応していくことが求められます。

 子どもが、これから続く集団生活で周囲といい関係を持ち、みんなから愛される人に育っていくためには…「自分」だけではなく「相手」のことを思いやる気持ち、そしてそれを行動に移す力、即ち“マナー”が必要不可欠なのです。

 まず、自分のことができて、そして、周りのお友達のことも思いやることができる。

 「困っている人はいないかな?」「お手伝いできることはないかな?」
パパやママの温かい導きで、お子様がいつもそんな気持ちを忘れない心優しい人に成長されるよう、心より願っています。

 ありがとうございました。

(イメージ写真/iStock)