年の離れた息子と娘をつなげるのが僕の役割

 「そもそもうちは、一番上が14歳の男の子で、下が3歳と2歳の女の子と年齢も性別も全く違うので、接し方は変えるようにしています。上はもう思春期の男の子だからあんまりしつこくいかないようにしています。そもそもクールな子ですし。でも、しゃべるようにはしています。なるべく向こうから返事がもらえる質問をするようにしています。『おなかすいた?』とか『運動会どうだった?』だと『うん』とか『楽しかった』って一言で終わっちゃうから、『運動会で何が一番楽しかった?』って聞いて『そうだな、リレーかな』って返ってきたら『リレーね!俺も見てたけどアレすごかったよね~』みたいに続ける工夫をします」

 「娘たちの場合はまだ会話がそんなに成立する年齢じゃないから、体を使ったコミュニケーションを心がけています。疲れるけど、やっぱり妻より体力には自信があるので、もう力技ですよね。高い高いを2人をいっぺんにやって持ち上げてみたり、落とすフリしてみたり。もうゲラゲラ笑って楽しんでくれるので、そういうやり方でコミュニケーションを取るようにしていますね」

 終始楽しそうに笑顔で話してくれたユージさんですが、インタビューの最後には自分からこんなことを切り出しました。

 「一つだけいいですか? 僕は、息子と娘たちをつなげる努力をしています。それこそマネージャーじゃないですけど。僕と息子とか、僕と娘が絡むのは簡単ですけど、そうじゃなくて娘を息子に絡ませる、息子を娘たちにちょっかい出させるとか、兄妹でコミュニケーションを取らせるサポーターになるようにしています。この3人に仲良くなってほしいんで。結局、きょうだい3人が残っていく関係になるじゃないですか?親は先に逝くと思うので。最悪『お父さんキモい!』とかになっても『お兄ちゃん好き!』とか『妹、好き!』となってくれればいいので、ここをつなげる努力をしています。それが一番です」

 パパとして前向きに、未来に向けて子どもたちのことを思う姿は本当に印象的でした。これからもさらにいいパパを目指して一緒に勉強していきましょう!

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(取材・文/杉山錠士)