高学年という責任を感じ、伸びていく5・6年
低学年、中学年の成長についてのコラムを書かせていただきながら、この高学年の回を楽しみにしていました! 私自身も高学年の保護者であるとともに、今年、長女が中学生になってみて、高学年での経験や成長は、次のステージ(中学校)になってからの実りにつながるということを実感しています。
実際、中学生になると部活動に勉強にととにかく忙しく、休日さえ自由な時間は限られます。色々な情報から「中学生は忙しい」と聞いて、中学生の親になる前も漠然とその忙しさを感じてはいましたが、予想以上に忙しい学校生活に、親のほうが慌てています。
具体的にいうと、長女の場合、部活の朝練で7時前に家を出て、帰宅は19時という生活です。塾に通うお子さんだったら、帰宅後にゆっくりすることもままならず、部活が終わって家で軽く食事をした後、お弁当を持って塾に行き、21時過ぎに帰宅…なんてケースもあるそうです。
こうした中学校生活の忙しさに加えて、部活動などを通じた友達同士のつながりが深まるにつれて、家族がコミュニケーションをする時間や家族共同で楽しむ社会体験(例えば、水族館や博物館、美術館に行くなどレジャーも含めて)の機会は激減していきます。「今年の夏休みはどこにも行けないかな……」と親は少し寂しい気持ちになるかもしれませんが、青年期の成長発達に欠かせない周りとの交友により、“自分を創る”時期に入ってきたということです。その近い未来があるからこそ、高学年という時間を親子でより楽しんでいただけたらと思います。
次ページから読める内容
- 5年生での林間学校 女の子は月経への備えを
- 仲間がいることのメリットと、仲間から外れたときの気持ち
- 友達を非難する発言も 発達する言葉や力をコントロールする意識も大切
- 小学校最終学年の6年生 「学校へ行き続けたこと」をまず認めてほしい
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