「命・心・体」をテーマにした講演や子育て学講座、執筆など幅広く活動するチャイルド・ファミリーコンサルタント、バースセラピスト、助産師のやまがたてるえさん。中1、小5の姉妹の母でもあり、松戸市教育委員会の教育委員としても、子どもたちの健やかな成長を応援しています。

 産後から熱心に情報収集をし、子どもの発達・成長段階をある程度把握しながら、成長を見守ってきたという人も、子どもが小学校に上がると手がかからなくなってきたり、仕事で期待される責任も増えてきたりして、「気づいたら、子どもがあっという間に次のステージに成長していた」と、月日が経つ早さを惜しく思うことがあるでしょう。新連載『見守る・寄り添う 小学生からの子ども学』では、大切な学童期の子どもの成長段階を見守り、いざというときには頼りになる存在として子どもに寄り添えるよう、小学生の親が知っておきたいこと、親の適切な関わりについて、やまがたさんからアドバイスをもらいます。

 今回は、体の変化はもちろん、勉強、友人関係なども気になる高学年5・6年の発達段階と課題、親が知っておきたいことについてです。

高学年という責任を感じ、伸びていく5・6年

 低学年、中学年の成長についてのコラムを書かせていただきながら、この高学年の回を楽しみにしていました! 私自身も高学年の保護者であるとともに、今年、長女が中学生になってみて、高学年での経験や成長は、次のステージ(中学校)になってからの実りにつながるということを実感しています。

 実際、中学生になると部活動に勉強にととにかく忙しく、休日さえ自由な時間は限られます。色々な情報から「中学生は忙しい」と聞いて、中学生の親になる前も漠然とその忙しさを感じてはいましたが、予想以上に忙しい学校生活に、親のほうが慌てています。

 具体的にいうと、長女の場合、部活の朝練で7時前に家を出て、帰宅は19時という生活です。塾に通うお子さんだったら、帰宅後にゆっくりすることもままならず、部活が終わって家で軽く食事をした後、お弁当を持って塾に行き、21時過ぎに帰宅…なんてケースもあるそうです。

 こうした中学校生活の忙しさに加えて、部活動などを通じた友達同士のつながりが深まるにつれて、家族がコミュニケーションをする時間や家族共同で楽しむ社会体験(例えば、水族館や博物館、美術館に行くなどレジャーも含めて)の機会は激減していきます。「今年の夏休みはどこにも行けないかな……」と親は少し寂しい気持ちになるかもしれませんが、青年期の成長発達に欠かせない周りとの交友により、“自分を創る”時期に入ってきたということです。その近い未来があるからこそ、高学年という時間を親子でより楽しんでいただけたらと思います。

次ページから読める内容

  • 5年生での林間学校 女の子は月経への備えを
  • 仲間がいることのメリットと、仲間から外れたときの気持ち
  • 友達を非難する発言も 発達する言葉や力をコントロールする意識も大切
  • 小学校最終学年の6年生 「学校へ行き続けたこと」をまず認めてほしい

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