フランス新大統領(39歳)と同世代の若手議員
駒崎弘樹(以下、駒崎) 今日は話題の「こども保険」について、創設を提言した自民党若手議員を代表して小泉進次郎議員と村井英樹議員を直撃すべく、自民党本部までやってまいりました。僕は3月に呼んでいただいた「2020年以降の経済財政構想小委員会」の場でお二人と一緒に「こども保険」について既に熱い議論を交わさせていただいているのですが(http://www.komazaki.net/activity/2017/03/004936.html)、今日は改めて突っ込ませていただきますよ!
村井英樹衆議院議員(以下、村井) はい、よろしくお願いします。
小泉進次郎衆議院議員(以下、小泉) よろしくお願いします。えーっと、日経DUALのコンセプトは「仕事も、子供も、愛している」。まずいな、独身の僕が語って大丈夫?
駒崎 いやいや、むしろ独身で子どもがいない小泉議員がこういう政策を打ち出そうとしているところに、僕は希望を感じますよ。子どもは社会の財産である、という考えに立脚しているのが素晴らしい。「子どもの問題は子育てしている当事者だけのものではないのだ」というメッセージが、個人的にはすごくうれしいんですよ。
小泉 そうか、よかった!
駒崎 村井議員はお子さんがいらっしゃいますね。
村井 はい。2児の父です。1人目が2歳で、もうすぐ2人目が生まれる予定です。
駒崎 おめでとうございます。絶賛パパ中ですね。そして、お二人とも情熱あふれる若手議員であります。ご年齢は?
小泉 36歳になったばかりです。
村井 僕は今年37歳になります。
駒崎 ちなみに僕は今年38歳なので、3学年並びましたね。まさに同世代。フランス新大統領が39歳ですから“マクロン世代”と呼んじゃっていいでしょうか(笑)。日本のマクロン世代と言える次世代の政治を担うお二人がここにいます。
さて、この「こども保険」、子どもたちが必要な保育や教育を受けられないリスクを社会全体で支えるための社会保険を作ろうというものですね。健康保険や介護保険と同様に、働いている人の給料から少しずつお金を集めて、教育無償化や待機児童問題解消を実現しようというものです。今まで机上に乗ってこなかった斬新なプランとして社会に投げかけたわけですが、何がきっかけで取り組むことになったんでしょうか?