パパたちが最初にやることは、マイ・エプロンの装着
日本パパ料理協会では、会員(会員は「パパ飯士(はんし)」と呼ばれます)同士の定期的な交流会を行っています。つまるところ意見交換をしながらの「飲み会」なのですが、食べ物は会員パパ飯士が自分で作る決まりになっているのがユニークなところ。
同協会設立3周年を記念して行われたこの夜の会も、飯士たちが普段のパパ料理で培ったノウハウを駆使し、家族みんなで食べられるつまみ料理を一品ずつ披露してくれました。というわけで、会場にやってきた飯士たちが最初にやることとは、マイ・エプロンを装着すること。オレンジ色の照明で彩られた雰囲気抜群のバーで、エプロンをまとったパパたちがアルコール片手にわいわいやっている様は実にシュール。料理が一つ完成するたびに「おいしそう~」の声が上がり、同時に「どうやって作るの? 材料は? 時間はどれくらいかかるの?」という質問が飛び交うのもこの集まりならではでしょう。
乾杯のあと、まずは先陣を切って協会会長を務める滝村雅晴さんが厨房へ。程なくして完成したのは、暑くなるこれからの時期においしいゴーヤーチャンプル。「妊娠中、つわりで苦労している妻が唯一食べることのできた料理がこれなんです」とのこと。
筆者はこれ食べると、お酒というより白米が欲しくなるんですよね~。ごま油と焦げたしょうゆの風味、豚肉、シャキッとしたゴーヤの食感…うー、たまらん。最初に出てきた料理ということもあってか、お皿はあっという間に空になっていました。