穴があると挿したくなる。コンセント対策は必須

 棒や縄を振り回すワイルドな遊びを通して、子どもは競争心や想像力を養っていきます。これがピンチのときにも折れない心の原動力になります。

 ただし注意したいこともあります。「室内で細長いものを持っていると、低年齢の子どもはコンセントに挿そうとすることがあります。時には指を突っ込もうとするので、感電の恐れがあり危険です。使わないコンセントにはキャップをしておきましょう。キャラクター付きなどかわいいものが販売されていますが、かえって子どもの興味を引いてしまいます。シンプルなものがおすすめです」(積水ハウス総合住宅研究所の河崎由美子課長)

長いコードも子どもには魅力的。引っ張ったりすることもあるので、すぐに外れるマグネット式コンセントにしておくと安心。写真のコンセントは、『マグネットコンセント(パナソニック製)』
長いコードも子どもには魅力的。引っ張ったりすることもあるので、すぐに外れるマグネット式コンセントにしておくと安心。写真のコンセントは、『マグネットコンセント(パナソニック製)』

 「棒や縄をところ構わずぶんぶん振り回したり、放り投げたりすれば、人にぶつかったり、縄で手足をひっかけたりという事故にもつながりかねません。そうなれば、もうイタズラでは済まされないことです。そういったものは子どもの手の届かないところに保管すること。また、とがったものや硬いものは投げたり振り回したりしないことなど、周囲に注意することを子どもにきちんと教えましょう」(河崎さん)

キッズデザイン協議会
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(文/福本千秋)