いよいよ、夏休みが間近に迫ってきました。小学生になると、保育園時代と違って、40日ある長い期間の子どもの預け先や居場所を親が探さなくてはいけません。親が仕事をしている間、ただ誰かに預けられればいいというのではなく、せっかくなら色々なことを吸収しながら楽しく過ごしてほしいと思うのも親心です。そこで今回は、上下2本に分けて、小学校低学年が参加できるオススメのサマースクールや、英語キャンプなどをご紹介。じっくり選んで親子共に大満足の時間を過ごしてください。

【年齢別特集 小学校低学年のママ・パパ】
(1) 夏前の「学童行きたくない」問題 どう乗り越える?
(2) 低学年の子が安全に留守番できるために必要なこと
(3) 民間学童のサマープログラム いつもとは違う体験を ←今回はココ

(4) 低学年夏休みにインターのサマースクール、国内留学

 子どもの成長に伴い、ママやパパが抱く育児の喜びや悩み、知りたいテーマは少しずつ変化していくものです。「プレDUAL(妊娠~職場復帰)」「保育園」「小学校低学年」「高学年」の4つのカテゴリ別に、今欲しい情報をお届けする日経DUALを、毎日の生活でぜひお役立てください。

夏休みに私たちが民間学童を選ぶわけ

 公立学童でも1日預かりがあり、学校主催のプールやラジオ体操、地域のお祭りなどのイベントもありますが、せっかくの長い夏休みは「いつもとは違う体験」をさせるチャンス。低学年が無理なく参加でき、親がいなくても楽しく過ごせる場所の選択肢の一つとして、民間学童があります。まずは夏休みに民間学童を利用した保護者の声を聞いてみましょう。

Aさん 公立の学童は、何といっても夏休みの6週間、毎日18時に迎えに行かなければならず、しかも毎朝お弁当も作らないといけませんよね。

Bさん 毎日のお弁当作りは大変!その点、民間の場合は昼食を出してくれるのでラクです。預かり時間が午前中からと長くなるため、その分値段は上がりますが……。

Cさん 私も昨年の夏は本当に悩みました。最初は公立学童の一時利用を使ってお弁当を持たせて行かせたのに、13時に帰ってきてしまったり……。

Dさん うちの子が通う民間学童は、長期休み中は、アスレチックや美術館、公園、博物館などへ連れていってくれたり、2泊3日のサマーキャンプがあったりして助かりました。ただ預かってくれるだけではないのがいいですよね。

人気の民間学童を選ぶなら、夏休み前からアクションを

Cさん 家の近くに日本文化を学べる民間学童があって、面白そうだし夏休みだけでも通わせようと思っていたんです。でも、お友達や先生が知り合いじゃないから、それも嫌がって。今思うと、もっと早くから民間学童に週に1回でも通わせていれば、夏休みもその流れで民間学童に預けられたのかな、と思っています。

Dさん 人気の民間学童だと定員がいっぱいで、夏休みだけスポットで預けることができない場合があるんですよね。うちは普段は少し遠いこともあってあまり行きたがらなく、夏休みの預け先を確保するためだけに、お金を払っているような感じでした。

 次のページからは、首都圏にある4つの民間学童(キッズベースキャンプ、伸芽’Sクラブ、リックキッズ、キッズデュオ)を、夏休みプログラムに着目しつつご紹介します。

<次ページからの内容>
 ・首都圏人気民間学童4社の夏のプログラム
 ・各学童の特徴、サマーキャンプ、そのほかの夏のプログラム
 ・情操教育をベースにした英才教育、英語漬けの夏休みでプチ留学など