ロックシンガー、俳優のダイアモンド✡ユカイさんのインタビュー。上編では、無精子症と診断され不妊治療を続けるも結果が出ずに諦め、不妊治療を再開することになったところまでをお伝えしました。下編では、そこから立て続けに3人の子宝に恵まれるまでのお話や、ユカイさんの子育て観、子煩悩ぶりが伝わるお子さんとのプライベートな時間について、語っていただきます。

(上)ダイアモンド✡ユカイ 無精子症の絶望を乗り越えて
(下) 無精子症の俺がオヤジに 人生180度変わった ←今回はココ

転院したクリニックで体外受精にいきなり成功

日経DUAL編集部(以下、――) 2度の体外受精に失敗、その後お休み期間を経て、最後の不妊治療に臨みました。そこには、どんな思いがありましたか?

ダイアモンド✡ユカイさん(以下、敬称略) 「北九州に男性不妊治療の権威がいる」という情報を妻が聞いてきて、最後にもう一度チャレンジするのなら、その道の第一人者の下でやろうっていうことになったんです。できる限りのことをして、それでダメならお互いに諦めがつくから。

ミュージシャン・タレントのダイアモンド✡ユカイさん
ミュージシャン・タレントのダイアモンド✡ユカイさん

―― 北九州では、初回の体外受精で妊娠されたんですよね。

ユカイ ダメ元で旅行気分を兼ねての挑戦で、余計なストレスがかからなかったのが良かったのか、なんと奇跡的に1回の体外受精で授かることができたんだ。47歳にしてやってきてくれた長女・新菜(ニーナ)。もう人生が180度変わったよね。俺なんてろくでなしのロックンローラーだったから、子どもといういとおしい存在がこの世に生まれてきてくれたこと、不妊治療を乗り越えてくれた妻にはもう感謝の気持ちしかないよ。

―― その2年後には、双子の男の子も授かりました。

ユカイ 「新菜にはきょうだいが必要。もう一度だけ挑戦したい」と妻に言われたんだよ。聞けば、以前採取していた俺の精子を冷凍保存してあるから、それを使うだけで俺は何もすることはないと。そして妻はまたしても妊娠することができた。しかも今度は双子! 無精子症だった俺が、いきなり3人の子どものオヤジになるなんて、人生何が起きるか分からないもんだよ。

2011年に生まれた双子の頼音(ライオン)くん、匠音(ショーン)。頼音くんは敬愛する源頼朝から一字を、匠音くんはジョン・レノンを彷彿させる音の響きから命名
2011年に生まれた双子の頼音(ライオン)くん、匠音(ショーン)。頼音くんは敬愛する源頼朝から一字を、匠音くんはジョン・レノンを彷彿させる音の響きから命名

次ページから読める内容

  • 1カ月間の父娘二人きりの生活で結束が強くなった
  • 無精子症の告白のきっかけは、男性不妊の低い認知度
  • 子どもは三者三様。子どもの個性を伸ばしてあげたい
  • 公務員だった父と母 自分が受けた愛を子どもにも伝えていきたい

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