家事と育児を再構築して、最小限の家事を分け合えるように
慎太郎さんの仕事は勤務時間が不規則で、自宅に仕事を持ち帰ることも少なくありません。家のことはほとんど育児休暇中である妻の悠さんに任せきりでした。
その悠さんが育児休暇を終え、この4月から復職しました。悠さんの勤務先もインターネットサービス会社で、フルタイム勤務での職場復帰となりました。
子育てをしながらの共働き開始に備え、夫婦で話し合ってまず決めたのは、家族のルール作りでした。
1歳3カ月になる子どもは、夫婦が交代で保育園への送り迎えを行い、迎えに行ったほうがその日の夕食も作ります。慎太郎さんが炊事を担当する頻度は週の半分。手間をできるだけ減らすため、下ごしらえ済みの食材の宅配サービスも積極的に利用します。洗濯は夫婦がほぼ半々のペースで担当します。洗濯物はそれまで悠さんが手で干していましたが、時間効率のことを考えて乾燥機も活用するようにしました。日々の買い物負担をなくすために、ボタンを押すだけのインターネット通販サービスも利用しています。
悠さんが育児休暇を取っている時、慎太郎さんは家事の1割ほどしか負担していませんでした。復職後は、やらなくてよい家事は減らし、できる家事をやることで、その比率を3~4割まで増やし、悠さんに頼らなくても日々の家事はできるようになったのです。