出勤前にルンバのボタンを押すだけ、帰宅するといつも床がキレイ

 青木家では毎朝、会社に出かける前にルンバのボタンを押します。それだけで外で仕事している間にキッチン、リビング、寝室をすべてルンバが掃除します。ベビーベッドの下の奥まで潜り込み、ごみを吸い取ってくれるので、仕事から帰宅すると床の髪の毛や、パン好きな子どもが朝ご飯で食べこぼしたパンくずなどもみなキレイに無くなっています。

仕事から帰宅すると、パン好きな子どもが朝ご飯で食べこぼしたパンくずなどもみなキレイに無くなっている
仕事から帰宅すると、パン好きな子どもが朝ご飯で食べこぼしたパンくずなどもみなキレイに無くなっている

 青木夫妻が数あるロボット掃除機の中からルンバを選んだ理由は、商品への安心感からでした。初めて使う、決して安い製品でもないので、頑丈で壊れにくく、品質保証がしっかりしていて、多くのユーザーが使用しているなどの点を総合評価して選びました。「不安感がある製品に留守中の自宅で動き回られるのも嫌ですしね」

 こうして青木家では今やルンバがすっかり生活の一部になっています。悠さんによるとルンバは「我が家にとって家族の一員のようなもの」で、子どもは掃除中のルンバをずっと目で追い、くるくる方向転換して動くなどかわいいしぐさをした時なんかは拍手をするのだそうです。慎太郎さんも「動いているルンバに『おっ、頑張ってるね』なんて話しかけています」。

 日常的な掃除はほぼルンバに任せ、自分で掃除機を掛けるのは急な来客があった時くらいです。たまに掃除機を使うと、部屋を移るたびに何度もコンセントを差し替え、体重10キロ近い子どもを片手で抱っこしながら作業するのがきつく感じられてしまうようになりました。もうルンバ無しの生活には戻れません。

家事の管理と仕事の管理、生産性の向上へ行動改革

 掃除をルンバに任せたほうが丁寧だしキレイになると、家事の生産性を高めることを実感したことで、会社での仕事にも好影響が生まれています。 それもそのはずです。今までは時間がかかっても終わるまで自分で取り組めばいいと思っていた仕事を、子どものお迎えまでに終わらせないといけなくなったのですから。

 管理職の立場にある慎太郎さんは「今までみたいに自分で仕事を抱え込むことをやめて、むしろ部下にどしどし仕事を割り振る」ことに意識を向けるようになりました。そのほうが部下たちの仕事能力も、また自分自身の管理能力も高まり、「職場の生産性も上がったんじゃないでしょうか」と胸を張ります。最近は部下から「青木さんが仕事を割り振る前にぼくらがやりますから」と申し出る例も出てきました。後輩や同僚の積極性が以前にも増して行動に活かされるようになってきています。

 悠さんの仕事にも同様の好影響が生まれていました。「私も以前は何もかも自分ひとりでやろうとするタイプでした。でも今はできるだけ仕事状況をみんなで共有して、いつでも誰かがすぐ担当を引き継げるように整えておくことを意識しています。副次的に生産性も高まっていると思います」

 仕事を管理する意識と、家事を管理する意識──。この2つがうまく結びつき、気がつけば夫婦そろって時間の使い方のスキルが高まったようです。

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