コンシェルジュだけが知っている おいしい&便利な使い方
―― なんだか、新鮮で楽しい! ガスコンロの場合、ご飯を混ぜる前に卵が固まってしまったり、ニンニクが黒焦げになってしまったり。「早くしないといけない」という焦りがなく調理ができますね。食材を入れた後は一種の戦場と化すようなチャーハン調理が、談話しながら作れるような和やかな時間になりました。
土方 ガスの火力調節は自動であっても、強くしたり弱くしたり、頻繁に切り替えるのが苦手。でも、IHは1秒ずつでも調節できるから、自動調理が得意なんです。基本的に、ライスポットの調理はほったらかしが多いんですが、炒め調理の場合は近くにいないといけない。バーミキュラと一番友達になれる調理法です(笑)。
―― コンシェルジュだけが知っているおいしい使い方や、プロならではのテクニックなどはありますか?
森本 鍋だとありますけどね…ライスポットは本当にお任せですからね。レシピに載っているものがすべてではなく、家庭に余っている食材でも何でも良くて、家にある野菜を鍋に敷き詰めて塩・コショウをして、弱火にかけておいたら、あとは完成。最後に塩加減を調節するだけで、すごくおいしく出来上がるんです。
土方 そういう料理が一番おいしく感じますよね。ざく切りしたキャベツをたっぷり鍋に入れて、弱火で30分とか。難しく考えてしまうことが多いんですが、余った野菜をライスポットに入れて弱火にセットするだけでおかずが一品できます。火加減も全部ライスポットがやってくれますから。後は、炒めができるのはコンシェルジュ以外あまり知らないことかもしれませんね。炒め調理にもぜひ使ってほしいです。共働き家庭でしたら、週末に食事のストックを作っても。ほうれん草のおひたしとかキムチ大根とか、こういうのを休日にまとめて作り、平日に食べるといいですよね。コンシェルジュは豆をたくさん作って1日目はサラダ、2日目は煮込みに入れるなど工夫しているようです。
―― ライスポットの利用者からはどんな声が寄せられているか、印象的な内容を教えてください。
土方 バーミキュラを使いたいけれど、この大きさのホーロー鍋を既に持っているという方が、今一気にライスポットに移り変わっていて、「炊飯器の代わりとして置きつつ、炊飯器+調理器として使えるので、省スペースになった」とよく言っていただけていますね。炊飯器ってご飯を炊くときだけしか使えないけれど、ライスポットは低温調理もできるので、発酵機として使ったり、夜眠っている間や仕事へ出かけている間にヨーグルトを作ったり。1台で何役もこなせます。菌の種類次第ではインフルエンザの予防にもつながるヨーグルトを約10倍、経済的に作れるんですよ。