今も昔も変わらず、運動嫌いの子どもの多くが苦手意識を持つもの、それが「逆上がり」です。読者のママ・パパの中にも、「昔、一生懸命練習したなあ」という人も多いのではないでしょうか。そこで、今回は「逆上がりが成功するコツ」について、為末大さんが代表を務めるかけっこスクール「TRAC」と、「体育指導のスタートライン」のコーチに聞きました。

【年齢別特集 保育園のママ・パパ向け】
(1) 歩き始めの子どもとの「お手軽お出かけ術」
(2) 脳が劇的に成長!? 「じゃれつき遊び」驚きの効能
(3) 為末大のかけっこスクールに聞く「速く走る練習法」
(4) 逆上がり「なんでできないの?」は禁句 ←今回はココ

 子どもの成長に伴い、ママやパパが抱く育児の喜びや悩み、知りたいテーマは少しずつ変化していくものです。「プレDUAL(妊娠~職場復帰)」「保育園」「小学校低学年」「高学年」の4つのカテゴリ別に、今欲しい情報をお届けする日経DUALを、毎日の生活でぜひお役立てください。

おへそと鉄棒の位置を近づける

 逆上がり――それは、運動が苦手な子どもにとって、人生最初の壁といえる存在かもしれない。これができるかできないかが、その後の運動神経の良い、悪いといわれる一つのラインとなってくる。ママ・パパの中にも、逆上がりに苦い思い出を持つ人もいるのではないだろうか。

 そこで、前回の「為末大のかけっこスクールに聞く『速く走る練習法』」で走り方を教えてもらった、為末大さんが代表を務めるかけっこスクール「TRAC」の大西正裕さんに「逆上がりができるようになるコツ」について聞いてみた。

DUAL編集部(以下、――) 逆上がりがなかなかできないと悩んでいるお子さん、ママ・パパは多いですが、できる子とできない子の違いは何なのでしょうか?

大西正裕さん(以下、敬称略) 逆上がりができない子の特徴は、自分のおへそと鉄棒の位置が遠いことです。だから、まずはひじをぐっと曲げて、おへそをできるだけ鉄棒に近づけてください。ひじが伸びていては力も入りません。

 そこから、自分の頭を蹴り上げるように足を振り上げてください。目線は自分の頭上を見上げるような形です。


棒を持って解説する大西さん

 顎反射といって、顎の角度で体の力の入り方が変わってくるのですが、足が上がったらそのまま今度は自分のおへそを見るように顎を引きます。そうすると、腹筋にぐっと力が入り、うまくクルンと回れるのではないかと思います。

<次ページからの内容>
・ 保護者の声かけはモチベーションに影響する
・ 親は一歩引いた立場から温かく見守る
・ 手は逆手、踏み込む足は鉄棒より前に
・ 「ぶら下がり懸垂」でトレーニングを
・ 小さなころから挑戦して体に覚えさせる

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