共働き家庭に役立つサービスを紹介する今回の特集、今回はプロのスタイリストがコーディネートをしてくれるという、ファッションレンタルサービスを抜き打ちで試してみました。

 朝、食事の支度や子どもの身支度を整えていると、自分の服装に全く気が回らなくなる…ということはありませんか。気づけばいつも同じ服だったり、人に会うのに「どうも気乗りがしない」コーディネートになってしまっていたり。私は特に服選びに困るほうで、4歳の息子には「ママ、おばさんなの?」と言われる始末。子どもの素直な反応が心に刺さります。

 毎朝ワーママを悩ませる「仕事服のコーディネート」、プロに頼むというのはなかなか気が引けるものですが、実際のところはどうなのでしょうか。

【DUAL的最新便利サービス 特集】
第1回 妻と夫の“共働きイライラ解消”アプリ6選
第2回 掃除代行3社を使ってみた 妻の精神的負担が軽減
第3回 シッター2社をトライ 3時間で保育園迎え・見守り
第4回 洗濯サービスに丸投げしたら洗って畳んで戻ってきた
第5回 仕事着コーディネートをプロに外注したらときめいた ←今回はココ
第6回 教育タブレットをお試し!共働き家庭のお助けツール

年齢を重ねるごとに難しくなる服選び

 仕事のときに何を着るか。頭を悩ませている人は多いのではないだろうか。私自身はお世辞にもセンスがあるとはいえないタイプで、日々の仕事服選びは悩みの種。保育園への自転車での送迎を考えると、ついパンツスタイル一辺倒になりがちだ。

 また年齢と共に、これまで着てきた丸襟やオフショルダーがうまく着こなせなくなり、“私、きちんとした社会人です”感を出すために、襟付きのブラウスに頼ることが増えた。カラーも無難なネイビーやブラック、ブラウンなどのダークカラーばかり選んでしまう。気づけばクローゼットに似たり寄ったりのアイテムが並び、「何を着ればいいのか…いや、何を着ても一緒か?」という状態になり、結局「なんだか変な格好で来てしまった…」と職場に着いてからハッとすることもある。

 できれば日々、センスの良い服で気分よく過ごしたい。とはいえショップに足を運んでアドバイスを求めるほど時間もお金もないし、気恥ずかしさもある。

【airCloset】プロが服を選ぶ月額制ファッションレンタル

 そこで、以前も定額制サービスとして紹介した(関連記事)「airCloset(エアークローゼット)」を試すことにした。

 利用方法は極めてシンプル。会員登録をすると宅配便でプロのスタイリストが選んだ服が3着届くのでそれを着用。返却するときは送り返すだけで、洋服が返却されるとまた新たな洋服3着が届く仕組み。

 気に入った服は会員価格での買い取りも可能。会員価格はその服の貸し出し頻度などによる状態によって決められる。

 プランは大きく分けて2つ。

 「レギュラー」というレンタル回数無制限(交換回数無制限)の1カ月プランが9800円(税別)。返却期限はなく、送料・クリーニング料は不要で、スタイリストが服を選定し、レンタル中のアイテムも、過去に借りたアイテムも購入できる。またレンタル中の商品をクリーニングではきれいにならないくらい汚したり、破れたりして修繕が必要になった場合、その費用を請求されるが、こうした修繕費用・弁償負担金の最大9割をエアークローゼットが負担する「あんしん保証」が付いている。

 もう1つの「ライト」は月1回・3着のみという1カ月6800円(税別)というプラン。返却期限はなく、送料・クリーニング料不要、スタイリストが服を選定というところまでは「レギュラー」と同じだが、過去アイテムの購入はできず、交換回数も無制限ではなく、あんしん保証もない。

 洗濯やアイロン掛けを行うと予期せずアイテムを汚破損させてしまう可能性があるため、暑い季節は着たらすぐに返却というケースも出てきそうだ。そう考えると3000円の違いなら、何度も借りられるレギュラーのほうがお得なように感じた。

エアークローゼットの公式サイト(画像はサイトの画面キャプチャー)
エアークローゼットの公式サイト(画像はサイトの画面キャプチャー)

<次ページからの内容>
・「エディストクローゼット」も試してみた
・エアークローゼットは登録までに時間と手間が…
・エディストクローゼットはセットを選ぶだけ
・プロのセンスはやっぱり違う!
・自分で選ぶと結局いつもと同じ結果に…
・「ママ、おねーさんみたい!」に気を良くしてまさかの購入!?
・お手軽度、良かった点、残念な点をまとめて整理