何のためにスポーツをやらせたいかでスクール選びが変わる
「まずは子どもにスポーツをさせる目的をはっきりさせましょう。例えば、次のようなことを考えている親が多いのではないでしょうか」。こう話すのは、幼児から小学生、中高生を中心にスポーツを指導する「ナチュラルキッズスマイル」主宰の野村朋子さん。指導歴20年で、小学生のスポーツ事情にも詳しい大人気講師です。
「目的AとBとでは、スポーツを始めさせる時期、通うスクールが全く変わってきます。新体操、体操競技などは、ピークが高校生ぐらいと早いのでAのような選手を目指すなら、3歳くらいから始めると可能性が広がります。運動のリズム感を体得するのも幼児期の方が良いでしょう。サッカーや野球をやらせて将来プロを目指したいということであればクラブチームなどプロレベルの技術&メンタルを学べるようなスクールに通わせるという取り組み方になります」
「もっとも、一般的にはBのような目的の方が多いと思います。それであれば、低学年時代は、1つの種目だけをやらせるよりも、子どもの基礎体力や運動能力を底上げするほうがよいでしょう」