今後は「知らない誰かのために」時間を使いたい

 保育園、小学校時代の子育ては、誰かとのつながりや手助けがなければ成り立たなかったと思います。ファミサポさん、ママ友、近所の人の存在には本当に助けられました。

 学生時代までは、1日24時間、すべての時間を自分のために使っていましたが、就職して仕事の時間が加わり、さらに出産してから「仕事以外はすべて子どものための時間」という生活が始まりました。子育てが終わったらまた自分のために時間を使いたい、という考えはなく、家族以外の知らない誰かのために時間を使いたいと考えているんです。かつて私が助けてもらったように、私も誰かの役に立てたらと。実は既に動き始めているのですが、具体的に何をしているのかは、今はまだ秘密にさせてください(笑)。

 さて、長女も無事に志望校に合格して、長男の通う私立小学校の付属中学に通い始めました。いよいよ思春期、そして反抗期も始まるというわけですが……このことは、次回、連載の最終回でじっくりとお話させていただきます。

(取材・構成/樋口可奈子 写真/鈴木愛子)