春の運動会シーズンになりました。わが子には、運動会で活躍してほしいとまでは言わないが、運動嫌いにはならないでほしい。そう願うママ・パパのために、為末大さんが代表を務めるかけっこスクールに「楽しみながら足が速くなる練習法」を聞きました。運動不足というパパも、普段運動をしていて今からでも足が速くなりたいというパパも必見です!

【年齢別特集 保育園のママ・パパ向け】
(1) 歩き始めの子どもとの「お手軽お出かけ術」
(2) 脳が劇的に成長!? 「じゃれつき遊び」驚きの効能
(3) 為末大のかけっこスクールに聞く「速く走る練習法」 ←今回はココ
(4) 逆上がり「なんでできないの?」は禁句

 子どもの成長に伴い、ママやパパが抱く育児の喜びや悩み、知りたいテーマは少しずつ変化していくものです。「プレDUAL(妊娠~職場復帰)」「保育園」「小学校低学年」「高学年」の4つのカテゴリ別に、今欲しい情報をお届けする日経DUALを、毎日の生活でぜひお役立てください。

走ることが苦手な子どもはそもそも運動量が少ない

  子どもにとって晴れの日の運動会。できれば、ビリにはならないでほしい。せめて、こけずに最後まで走ってほしい…。

 運動神経というのは子どものときからはっきりしているもので、走れる子は放っておいてもどんどん速く走るようになるけれど、そうでない子はなかなか上達せず、本人もだんだん苦手意識を持ってしまう…。自身も苦い思い出を持つ親は、わが子にはそうなってほしくないと願いつつ、どうすれば速く走れるようになるのかは分からない。むしろ親のほうこそ教えてほしい。そんな人は意外と多いのではないだろうか。

 そこで、シドニー、アテネ、北京とオリンピックに三度も出場し、400mハードルの日本記録保持者である為末大氏が代表を務める「TRAC」に、「楽しみながら速く走れるようになる練習法」について教えてもらった。TRACでは小学生向けにかけっこスクールを開講しており、幼児クラスも今後スタートする予定だとか。今回は、もともと400m走の陸上選手で、現在TRACのコーチを務める大西正裕さんに聞いた。

TRACコーチの大西正裕さん
TRACコーチの大西正裕さん

DUAL編集部(以下、――) 走ることが苦手、あるいは速く走ろうとすると転んでしまう。そういう保育園児は少なくないように思いますが、そういう子はどうすれば速く走れるようになるでしょうか?

大西正裕さん(以下、敬称略) 走ることが苦手な子どもは、そもそもの運動量が少ないことが多いんです。だからまずは遊びの中で、“意識せずに走る”ということを多く取り入れてほしいですね。

―― 具体的に、どんな遊びでしょうか?

大西 例えば、ボール遊びをしているときにわざとボールを後ろにそらします。そうすると子どもは自然と走ってボールをとりにいこうとします。ママやパパが離れたところから「ここまでおいでー」と呼びかけて、走らせるのもいいでしょう。

 他には、「あそこまでタッチしてここまで戻ってきて」とか。そのときに「ママと競走だ!」と言って一緒に走って、大人が負けてあげるというのもいいと思います。なるべくゲーム感覚で、楽しんでやることが大事です。

 あとは、子どもがワクワクしてくれるような声かけを心がけてほしいですね。あえて「これは小学生にならないと難しいかな?」とか言って、挑戦心をあおってみるとか。そして何かできたら、少し大げさに褒めてあげる。子どもには大人に褒められたい、認められたいという承認欲求がありますから、そういう部分をうまく刺激してあげてほしいですね。

<次ページからの内容>
・ 転ばない走り方は転ばないと身に付かない
・ 再チャレンジしたくなる声かけを
・ 「縄跳び」が最も基礎的な練習
・ 傾斜の緩い下り坂でダッシュ
・ 手は卵をやわらかく握るくらい
・ パパは走る前にストレッチとジャンプを

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  • 「縄跳び」が最も基礎的な練習
  • 傾斜の緩い下り坂でダッシュ

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