赤ちゃんやお母さんに声をかけることは難しいけれど…
「WEラブ赤ちゃん」プロジェクトは、エッセイスト紫原明子さんの呼びかけにより、エキサイトが2016年5月5日に発足させました。
「紫原さんから、赤ちゃんが泣いても嫌じゃありません、と意思表示するステッカーを作りませんか、という話が出ました。泣いている赤ちゃんや、お母さんに声をかけることはハードルが高くても、大丈夫!というメッセージをひっそりと伝えられないか、と思ったのです」(石上さん)
チームが発足するとまず、ステッカーに記す言葉をチームで何度も話し合ったといいます。
「『(赤ちゃんが泣いても)嫌じゃありません』という言葉だと、ぱっと見、赤ちゃんのイラストと『嫌』という漢字が目に入って、逆の意味に取られてしまうのではないか…などの意見が出るなど、試行錯誤しました。最終的に『泣いてもいいよ』という言葉に落ち着きました」(村井さん)
電車やバス、飲食店などで赤ちゃんが泣きだし、なかなか泣きやまない。「うるさい!」と言われないにしても、周りの人が迷惑に思っていないだろうかと気になる…。周囲に謝りつつ、抱っこした赤ちゃんを揺らしたり声をかけたりしてあやし、ときには車両を移動したり店の外に出たりして、気付いたら大汗をかいていた…。そんな経験、ママ・パパなら経験があるかもしれません。
「小さな赤ちゃんが泣いてしまうのは自然なこと。『焦らなくても、大丈夫! その泣き声、私は気にしませんよ』という意思表示をして、ママの気持ちが少しでも楽になりますようにという気持ちを込めました」(中條さん)
ステッカーが出来上がり、30人限定でプレゼントを打ち出したところ、900人が応募するなど手応えを感じました。併せて、プロジェクトを広めるために専用サイトを展開し、クリックするだけで賛同できる仕組みや、賛同コメントの投稿、賛同企業・団体の募集も開始しました。