マンホールの蓋を見つけると子どもはそこだけを踏んだり、飛び越したりしませんか? 道の端の縁石や白線があると、そこだけを歩いて、「落ちたらワニに食べられちゃう!」と遊び始めることはありませんか?  

道のところどころにあるマンホールの蓋。見つけたら「ジャーンプ」と飛び越すルールで進んでいる
道のところどころにあるマンホールの蓋。見つけたら「ジャーンプ」と飛び越すルールで進んでいる

ルールを作って遊ぶのが好きな子どもたち

 色違いの敷石がある歩道や、公園の低い柵を見つけると子どもはワクワク。一気に遊びの世界に入りこみ、そこで独自のルールを作り、遊び始めます。「黒い石がセーフで白がアウトにしよう」と自分たちの世界を作り出したり、「柵の上を端まで歩けたらセーフ。両手を伸ばしたらグラグラしにくいかな」と自分や友達に挑戦して、体の使い方を工夫しているのです。

 自分たちの世界やルールをつくって繰り返し遊びたくなる気持ちは、空間にアクセントのある場所で発生します。こうした子どもの行動特性のことを、こどもOSランゲージ(「パパママ悩まないで、それはこどもの本能です」を参照)では、「マインルール」と呼んでいます。これは、子どもに特有の行動特性です。

「マインルール」のプレイフル・デザイン・カード

プレイフル・デザイン・カードは、こどもOSランゲージに基づいて、アイデア/デザインを発想するためのカード。キッズデザイン協議会が販売している
「マインルール」のプレイフル・デザイン・カード プレイフル・デザイン・カードは、こどもOSランゲージに基づいて、アイデア/デザインを発想するためのカード。キッズデザイン協議会が販売している